ツルハHD、タイ・バンコクにドラッグストア1号店を出店

　ツルハホールディングス（HD）は14日、タイ国内に設立した合弁会社「Tsuruha（Thailand）Co.,Ltd.」を通じて、バンコク市内にドラッグストア1号店を開店すると発表した。5月15日にソフトオープンし、6月1日にグランドオープンする。

　バンコク市内の高架鉄道システムであるBTS（バンコク・スカイトレイン）のエカマイ駅に近接する大型商業施設「ゲートウエイ・エカマイ」（2012年5月オープン予定）内の2階日本食専門店フロア内に出店する。同施設は、「Japanese Market」をコンセプトに、延べ床面積が93,000平方メートル（28,181坪）、地上7階、地下1階建ての大規模な商業集積ゾーンを形成し、周辺には日本人も多数居住している地区に位置しており、周辺住民の多数の集客が見込めると判断した。

　現在店舗の内装工事が始まっており、顧客のニーズに応える品ぞろえを行うべく商品政策を検討中だという。なお、店舗の構造はメゾネットタイプ2階建て（1階185平方メートル、2階98平方メートル）となる。

　当初予定していた、タイ国チョンブリ県シラチャ地区への出店は、同国の洪水被害などの影響でスケジュールが延期となっているが、環境が整備され次第準備を再開するという。また、その他地区についても、業務提携しているサハグループの協力の下、積極的に物件調査を行っており、早期の多店舗展開を目指す。