双日、日立造船と共同で中国黒龍江省においてバイオエタノール実証事業を開始

2012年2月16日 16:20

小

中

大

印刷

実証事業予定地(黒龍江省克山)(画像:双日)

実証事業予定地(黒龍江省克山)(画像:双日)[写真拡大]

写真の拡大

 双日と日立造船は16日、中国黒龍江省の省都ハルピン市より北北西に300キロメートルの克山国有農場において、中国最大の国有農場組織である黒龍江省農墾総局傘下の馬鈴薯加工企業である北大荒馬鈴薯集団有限公司(本社:ハルピン市)と共同で、馬鈴薯でんぷん残渣(搾り粕)を原料としたバイオエタノール製造実証事業を開始したと発表した。

 双日と日立造船が提案する「馬鈴薯澱粉残渣からのバイオエタノール製造実証事業」は、昨年12月に独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「国際エネルギー消費効率化等技術普及協力事業」に採択された。これを受け、双日と日立造船はNEDOの委託事業としてバイオエタノール製造実証プラントを建設、技術の検証を行う。

 同事業では、国内最大級の公的研究機関である独立行政法人産業技術総合研究所が保有する馬鈴薯澱粉残渣の糖化・発酵技術と、日立造船の総合プラントエンジニアリング能力及び膜分離によるエタノール化無水技術を活用して燃料用エタノールを生産する。また、双日総合研究所に蓄積されたバイオマスに関する総合的な知識も活用して実証事業を推進する。

 実証期間は2014年3月までを予定しており、実証実験プラントで燃料用エタノールと発酵残渣飼料(DDG)を製造し、事業化に向けた採算性を検証する。生産された燃料用エタノールはガソリンと混合されてE10(ガソリンにエタノールを10%添加したバイオエタノールガソリン)として自動車用燃料になる。

関連記事

広告

広告