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【注目のリリース】日産自動車は増額しなかったものの販売好調
■第3四半期のグローバル販売台数は19.5%増加
日産自動車 <7201> は8日の夕方、第3四半期の連結決算を発表。10~12月の営業利益は前年同期比3.6%増の1181億円を計上し、4~12月の営業利益は同4.7%減の4277.6億円となった。通期予想の見直しは行わず、今3月期の業績見通しは、売上高を前期比7.7%増の9兆4500億円、営業利益を同5.1%減の5100億円、純利益は同9.2%減の2900億円で据え置いた。業績予想の為替前提は、1米ドル79.9円、1ユーロ111.9円。
■電気自動車は全米50州に拡大へ
10~12月のグローバル販売台数は120万5000台となり、前年同期実績を19.5%上回った。また、期初から9カ月間の累計グローバル販売台数は342万9000台となり、同13.6%増増加した。量産タイプの電気自動車「日産リーフ」は、第3四半期も順調に販売を伸ばし、2011年暦年のグローバル販売台数は2万2000台を超過。2012年には欧州での販売地域を拡大し、更に米国全50州で販売する予定とした。
株価は昨年12月初旬の660円前後からジリ高基調になり、本日の後場、一時777円まで上げて戻り高値を更新。終値は774円(18円高)だった。本日は、決算発表への期待に加え、円相場が1ドル77円台・1ユーロ102円台の円安になったことを好感した。業績予想の増額修正がなかったことは少々痛いものの、800円の大台が意識されており、円相場しだいでは引き続き上値を追う勢いがありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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