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【外国為替市場展望:ドル・円相場】ドル売り・円買いに転じた流れの継続が焦点
【外国為替市場フューチャー:1月30日~2月3日のドル・円相場】
■2月3日の米1月雇用統計を控えて様子見ムード
来週(1月30日~2月3日)のドル・円相場については、1月25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)声明後にドル売り・円買いに転じた流れが継続するかが焦点となる。
週末2月3日に米1月雇用統計を控えているうえに、日本政府によるドル買い・円売り市場介入への警戒感や、日本国債の格付け引き下げ懸念などで、一旦は様子見ムードを強めると想定するが、ドル売り・円買い圧力が継続する可能性もあるだろう。レンジとしては1ドル=75円台後半~77円台前半を想定する。
前週(1月23日~27日)のドル・円相場は乱高下した。週前半はポジション調整のドル買い戻しで円安方向に傾き、日銀金融政策決定会合で経済見通しを下方修正したことや、日本の11年貿易収支が31年ぶりの赤字となったことを材料視して、1月25日の海外市場では一時1ドル=78円台前半に円が下落する場面があった。しかし、米FOMC声明とバーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見を受けて米長期金利が低下したため、一転してドル売り・円買い方向に傾いた。週末1月27日の海外市場では1ドル=76円60銭台に円が上昇し、終盤は1ドル=76円70銭近辺だった。
ドル・円相場に関しては、1ドル=76円台後半~77円台前半の小幅レンジで膠着感を強めていたが、1月25日の米FOMC声明前後に乱高下する展開となった。米FOMC声明では「異例の低金利水準を少なくとも14年終盤まで継続する」「2%のインフレーションを目標にする」とし、記者会見ではバーナンキ米FRB議長が量的緩和策第3弾(QE3)に含みを持たせた。さらに週末1月27日には、米第4四半期実質GDP速報値が市場予想を下回ったため、追加緩和策観測も台頭してドル売り・円買いが進行する展開となった。
ユーロ圏主要国の国債入札と利回りの動向にも引き続き注意が必要だが、ユーロ圏債務危機問題に対する過度な警戒感が和らいでいるだけに、量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑や、ドル買い・円売り市場介入への警戒感に注目点がシフトする可能性もあるだろう。
注目スケジュールとしては、1月30日の独仏伊首脳会談、EU非公式首脳会議、米12月個人所得・消費支出、1月31日の米11月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米議会予算局「予算と経済見通し」公表、2月1日の中国1月PMI、ユーロ圏1月消費者物価指数速報値、米12月建設支出、米1月ADP雇用リポート、米1月ISM製造業景気指数、米住宅ローン・借り換え申請指数、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演、2月2日の豪12月貿易収支、米1月チェーンストア売上高、米新規失業保険申請件数、バーナンキ米FRB議長の議会証言、2月3日の中国1月サービス部門PMI、米12月製造業新規受注、米1月雇用統計、米1月ISM非製造業景気指数、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、2月7日の豪中銀理事会、8日の日本11年経常収支、8日~9日の英中銀金融政策委員会、9日の中国1月PPI・CPI、9日のECB理事会と記者会見、米伊首脳会談、10日の中国1月貿易統計、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、13日の日本11年10~12月期GDP1次速報値、ギリシャ債務交換の最終案提示期限、オバマ米大統領の2013会計年度予算教書発表、13日~14日の日銀金融政策決定会合、15日のユーロ圏第4四半期GDP速報値などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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