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【株式市場を検証】輸出関連中心に利益確定売り優勢だが下値も限定的
【日経平均株価は3営業日ぶり反落、TOPIXは8営業日ぶり反落】
■東証1部市場の売買代金は2営業日連続で1兆円を上回る
26日は、日経平均株価が前日比34円22銭(0.39%)安の8849円47銭と3営業日ぶりに反落した。一方、TOPIXは前日比2.79ポイント(0.36%)安の764.61と8営業日ぶりに反落した。急ピッチの戻りで短期的な過熱感が警戒され、輸出関連を中心に利益確定売りが優勢になった。日経平均株価の日中値幅は59円67銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆243億円となり、前日の1兆1392億円に比べて減少したが、2営業日連続で1兆円を上回った。
前日25日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均株価は前日比81ドル21セント(0.64%)高の1万2756ドル96セントとなり、3営業日ぶり反発した。前半は米ボーイングなどの決算に対する失望感で売りが優勢となり、前日比95ドル63セント安まで下落する場面もあった。しかし、米FOMC(連邦公開市場委員会)声明が「異例の低金利水準を少なくとも14年終盤まで継続する」「2%のインフレーションを目標にする」としたことや、記者会見でバーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が量的緩和策第3弾(QE3)に含みを持たせたことを好感して切り返し、上昇に転じた。S&P500株価指数は前日比0.87%高と反発した。ナスダック総合株価指数は前日比1.14%高と続伸した。
この流れに対して日経平均株価は前日比6円80銭高と小幅に買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き280万株の買い越し観測だった。寄り付き後は上値を追う動きが見られず、前日終値付近の狭いレンジでモミ合う展開となった。急ピッチの戻りで短期的な過熱感が強まっているうえに、前日の米FOMC通過後に外国為替市場のドル・円相場で円安がやや一服したことも買い手控えムードにつながった。午前の終盤には下落幅をやや広げる展開となった。
午後に入ると、日経平均株価8800円台半ばでモミ合う展開となり、膠着感を強めた。ただし取引終了にかけて、この日の安値を付ける展開となった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄577(全体の34%)、値下がり銘柄938(全体の56%)だった。セクター別には、輸出関連や中国関連を中心に利益確定売りが優勢になり、ガラス・土石、機械、電機・精密、メガバンク、証券などが下落した。一方で、非鉄金属、情報・通信、不動産などが上昇した。自動車は高安まちまちだった。橋梁や電線など復興需要関連の低位材料株への物色は一服感を強めた。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のトヨタ自動車 <7203> 、4位の東京電力 <9501> 、5位のソフトバンク <9984> 、9位の商船三井 <9104> 、10位の共栄タンカー <9130> は上昇した。また23位のMUTOHホールディングス <7999> も大幅上昇した。一方で、2位のファナック <6954> 、3位のコマツ <6301> 、6位のホンダ <7267> 、7位のグリー <3632> 、8位の三井住友FG <8316> 、11位のディー・エヌ・エー <2432> 、12位の三菱UFJFG <8306> は下落した。
日経平均株価、TOPIXともに下落したが、一段と売り込む動きも見られず、全体としては売り買いが交錯する展開だった。急ピッチの戻りで短期的な警戒感が強まっていただけに、スピード調整の範囲と言えるだろう。東証1部市場の売買代金も1兆円台であり、地合い改善は鮮明になっている。ただし本格的な戻り相場がスタートするためには、スピード調整を挟みながら、物色の広がりや循環につながるかがポイントになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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