【外国為替市場展望:ドル・円相場】各国の国債入札や流通利回りの動向に注意が必要

2011年12月25日 09:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【外国為替市場フューチャー:12月26日~30日のドル・円相場】

■手掛かり材料難で1ドル=77円台~78円台を想定

  来週(12月26日~30日)のドル・円相場については、一段と手掛かり材料難となり、概ね1ドル=77円台~78円台で膠着感を強める展開が想定される。そしてユーロの動向次第となる可能性が高いだけに、欧州各国の国債格付け引き下げに関する格付け会社のコメント、各国の国債入札や流通利回りの動向に注意が必要となるだろう。29日にはイタリア国債入札が予定されている。

  前週(19日~23日)のドル・円相場(23日の東京市場は休場)は、概ね1ドル=77円70銭近辺~78円20銭近辺の小幅レンジで推移した。クリスマス休暇で取引が閑散とする中で、引き続きユーロ圏債務危機問題に関心が集まったが、それほど大きな動きがなく手掛かり材料難となった。ただし良好な米主要経済指標を受けてドル買い・円売りがやや優勢だった。週末23日の海外市場で終盤は1ドル=78円10銭近辺だった。

  ドル・円相場に関しては、リスク回避の円買い圧力、米FRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、ドル買い・円売り市場介入への警戒感などが交錯する状況に大きな変化はないが、市場の関心がユーロ圏債務危機問題に集中しているため、動意に乏しい状況が続いている。

  前週はユーロ圏債務危機問題に関してそれほど大きな動きがなく、クリスマス休暇で取引が閑散とする中で小動きに終始した。引き続き欧州各国の国債格付け引き下げ、欧州各国の国債入札や流通利回りの動向が波乱要因となるため注意が必要であり、当面は29日のイタリア国債入札やフランス国債格付け引き下げ観測などが注目点となるだろう。

  ただし良好な米主要経済指標を受けて、米景気の先行きに対して楽観的な見方も広がり始めているだけに、年末年始休暇の前後や年明け1月6日の米12月雇用統計で、何らかの動きが出る可能性もあるだろう。

  当面の注目スケジュールとしては、27日の米10月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、29日のイタリア国債入札、米新規失業保険申請件数、30日の米12月シカゴ地区購買部協会景気指数などがあるだろう。なお26日は豪州、香港、シンガポール、米国、英国が休場、27日は豪州、香港、英国が休場、1月2日は香港、タイ、米国、カナダが休場となる。年明けの1月6日には米12月雇用統計が予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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