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NYダウ次第では『棹尾の一振』も期待=犬丸正寛の相場展望

今年の締めくくりとなる来週(26~30日)は、『棹尾の一振』も期待できそうだ。とくに、NYダウが1万2250ドルどころの上値の壁を抜く可能性がある。[写真拡大]
■「円安」進めば輸出関連銘柄を見直すきっかけに
今年の締めくくりとなる来週(26~30日)は、『棹尾の一振』も期待できそうだ。とくに、NYダウが1万2250ドルどころの上値の壁を抜く可能性がある。
NYダウは10月27日の1万284ドル、12月7日の1万2257ドルを含め、幾度か1万2000ドル前後に買われ上値の壁を作っている。しかし、下げに転じる気配でもない。むしろ、きっかけがあれば壁を突破する雰囲気を内包している。
その手がかりとなりそうなことに、このところ「ドル」の強くなっていることがある。ドル高=強いアメリカ=強い経済=強い企業業績=強い株式マーケット、という流れならNYダウの上値が見込める。
ただ、ドルの強張りが基調的なものか。あるいは、今年の円相場と同じように消去法的な一過性のものか判断は難しい。東西冷戦終結で世界が平和となり民主化が進んだ一方で、リーダ不在となって却って混乱が起きている。今の日本のように。
このため、もう一度、アメリカに世界のリーダ役を求め期待するということなら、来年以降、NYダウは1万5000ドルの可能性も出てくるだろう。その場合は、アメリカとの関係修復強化に動いている日本のマーケットにも買い人気の波及が期待される。
円相場は今年8月19日の1ドル=75.94円に対し、10月31日の75.57円でダブルトップとなって、現在は78円を挟んだ動き。つい最近まで、1ドル=50円説も囁かれていた円高見通しは消えた印象だ。それどころか、膨れる借金、波乱含みの政局など、日本売りの気配が漂っている印象さえある。このまま、対ドルで円安傾向が進むようなら輸出関連銘柄を見直すきっかけとなろう。
ただし、来年にも可能性が強まっている日本の解散総選挙で、新政権が中国寄りとなるようならマーケットへの影響は大きいとみられる。
来週は締めくくりの1週間だが、来年の景気、企業業績だけでなく、日本の行く末をも、読もうとする意味合いを含んだ週となりそうだ。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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