NEC、監視カメラ画像を鮮明に拡大する新技術:小さな顔やナンバープレートも識別

2011年12月14日 10:26

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 NECは14日、監視カメラなどに映った画像を鮮明に拡大できる超解像技術を開発したと発表した。小さく映った多数の被写体や遠方にある被写体など、従来技術では識別が難しかった画像も鮮明に識別できるという。

 同社によると、今回の新技術では、顔やナンバープレートなど被写体の種別ごとに予め用意した辞書(画像データベース)を利用して、1枚の画像から超解像を行う。4倍以上(画素数比16倍以上)の高倍率に拡大しても鮮明に再現できるため、従来技術では識別が困難だった被写体も鮮明に識別できるという。

 従来は、動画から得られた複数枚の画像を基に解像度を向上する超解像技術が用いられていたが、2~3倍以上(画素数比4~9倍)の拡大をすると、画像がぼやけるなど不鮮明になっていた。

 今回の新技術を利用することで、イベント会場や街中に設置した広域を撮影する監視カメラで詳細を鮮明に再現し、識別するといった使い方が可能となる。

 同社では、同技術を監視カメラに適用した広域映像監視だけでなく、衛星画像や医療画像など幅広い用途での応用を検討するとしている。

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