トヨタホームとミサワホーム、PHV購入者向けに充電設備工事を実施

2011年11月29日 15:21

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ポールタイプ充電器(左)と壁掛けタイプ充電器(右)(画像:トヨタホーム)

ポールタイプ充電器(左)と壁掛けタイプ充電器(右)(画像:トヨタホーム)[写真拡大]

 トヨタホームは29日、トヨタ自動車が2012年1月30日から発売を予定しているプリウスプラグインハイブリッド(PHV)の家庭用充電設備工事を、「トヨタホーム販売店」およびミサワホームグループのリフォーム会社である「ミサワホームイング」の各支店を通じて、全国で実施すると発表した。PHV購入の顧客を対象に、充電設備の販売から設置工事、アフターサービスまでをワンストップで提供する。

 PHVや電気自動車(EV)を家庭で充電する際には、安全に充電を行うための専用設備・ 配線を的確に設置し、またブレーカーダウンなどによる停電を心配することなく、誰でも手軽に安心して日々充電できる住環境が必要となる。トヨタホーム販売店とミサワホームイングが実施する充電設備工事は、トヨタホーム、ミサワホームが長年培ってきた住まいのノウハウを、PHVやEVの安全・安心・快適な充電環境づくりに活かすもので、トヨタが推奨する工事として顧客に提案していく。これにより、次世代環境車PHVの着実な普及促進に側面から貢献していく。
 
 また、トヨタホーム販売店とミサワホームイングは、PHV普及の社会的意義にも対応するため、単なる電源確保にとどまらず、充電作業の安全性、操作性、経済性などをコンサルティングできる営業体制を整える。トヨタホーム認定制度に基づき適切な専門教育を受けた、全国約600人の営業スタッフと約800人の施工スタッフが顧客の快適なPHVライフをサポートする。
 
 PHV発売に合わせ、トヨタホームは、ポールタイプ(トヨタホーム、豊田自動織機、日東工業の共同開発品)と、壁掛けタイプ(豊田自動織機と日東工業の共同開発品)の2種類のオリジナル充電器を発売する。いずれも高い操作性・機能性・防犯性とスタイリッシュな外観を両立させた家庭用充電器で、顧客の敷地・建物の状況やライフスタイルに合わせて選択できる。
 
 また、長年住宅メーカーとして培ってきたノウハウを活かした保証・アフターサービス制度を採用する。保証期間を5年間と業界最長レベルとしたほか、納車1か月後の無料点検など、万全のアフターサービスで顧客をサポートする。

 充電器を含む工事価格は、最も廉価な専用コンセントタイプ(充電ケーブルは車載の充電ケーブルを利用)を設置する場合、9万9,750円(基本工事標準価格、税込み)。トヨタホーム・オリジナルの壁掛けタイプ(充電ケーブル一体型)を設置する場合で15万7,500円、ポールタイプ(充電ケーブル一体型)を設置する場合で33万6,000円(いずれも基本工事標準価格、税込み)。ポールタイプについては、クリーンエネルギー自動車(CEV)等導入促進対策費補助金の対象となる予定で、これが適用されると顧客の負担額は22万6,000円(基本工事標準価格、税込み)に留まる。

 さらに、PHVの家庭での充電をサポートするツールとして「H2V Manager」(トヨタとトヨタメディアサービスの共同開発品)も併せて販売する。PHV充電時の電力消費をコントロールすることによって、より一層快適なPHVライフを実現することが可能になる。


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