【注目の決算発表】浜松ホトニクスは連続最高純益予想も利益確定売りに押される

2011年11月8日 18:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  浜松ホトニクス <6965> は8日、15円安の2970円と続落した。7日大引け後に9月期決算を発表、前期は、今年5月の上方修正値を上ぶれて3期ぶりに過去最高純利益を更新し、今期も続伸を予想したが、市場コンセンサスをやや下回ることから利益確定売りに押された。

  前期業績は、利益が今年5月の上方修正値を10~5億円上ぶれ前々期比12%増収、38%経常増益、19%純益増益と続伸した。

  光電子倍増管が、核医学検査装置や油田検査装置、さらに放射線検体装置向けに好調に推移し、光半導体事業でも、主力のシリコンフォトダイオードが、新興国の医用分野向けに需要を拡大したことなどが寄与した。

  今3月期業績も続伸を予想、純利益は、147億円(前期比7%増)と前期の過去最高を更新する。ただ市場コンセンサスには約2億円未達となる。

  株価は、5月の前期業績増額をテコに年初来高値3595円まで400円高し、円高、世界同時株安で上昇幅を上回る調整となり、3000円台を出没した。利益確定売りを吸収しつつ、PER16倍台の割安修正と株不足が続く信用好需給が相乗し高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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