【注目の決算発表】東京製鐵は今度は通期業績を再下方修正し安値を探る

2011年10月19日 17:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東京製鐵 <5423> は19日、25円安の641円まで下げて8円安の658円と続落し、8月22日につけた年初来安値639円を覗いた。18日大引け後に10月11日に再下方修正した今3月期第2四半期(2Q)決算の開示とともに、今度は3月通期業績の再下方修正を発表、期初の黒字転換予想が、損益トントンへ悪化することを嫌って見切り売りが増勢となった。ただ安寄りしたあとは、10月17日に業績の下方修正をした安川電機 <6506> の前日株価と同様にやや下げ渋った。

  3月通期業績は、売り上げを7月の下方修正値よりさらに155億円引き下げ、経常利益を期初予想より30億円、純利益を20億円各ダウンさせ、純利益はトントンの0(前期は104億2500億円の赤字)となる。

  欧州債務問題の影響が実体経済に波及するなか、製品価格と主原料の鉄スクラップ価格が、国内外で急速に低下したことが要因で、2Qの連続赤字に対して、国内の鉄鋼需要が持ち直しており、10月17日に実施した販売価格の大幅見直しにより販売数量を確保し、いっそうのコスト削減を進めることで損益トントンまでの回復を予想している。

  株価は、東日本大震災発生で855円安値まで売られて、震災特需関連思惑で年初来高値1008円をつけ、今期業績の黒字転換予想では往って来いの800円台の中段固めが続き、7月の売り上げ減額修正で同安値639円まで急落した。同安値からは、10月の鋼材価格値上げを手掛かりに100円幅の底上げをし、2Q業績再減額で再度、下ぶれた。安値再確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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