クレハがリチウムイオン電池用素材を増産し5年後2.7倍を計画

2011年9月25日 13:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■電気自動車や電力貯蔵用向けなどに急拡大

  クレハ <4023> は中国でリチウムイオン電池(LiB)用の素材を大幅増産する。LiB電池用バインダー(正負極材を塗布するときに使用する接着剤)などに使用されているフッ化ビニリデン樹脂の需要拡大に対応し、中国・江蘇省に、呉羽(常熟)材料有限公司を設立し、年産5000トンの製造設備を新設。同社のフッ化ビニリデン樹脂生産拠点としては、現有のいわき事業所(福島県いわき市)の製造設備(年産4000トン)に続く。フッ化ビニリデン樹脂の売上高は、2010年度実績が約60億円、2015年度計画は約160億円。

■株価は安値更新だが「下ひげ」

  発表では、LiB用バインダーは、携帯電話、高機能携帯端末、ノートパソコン向けの民生用小型LiBの数量拡大にともない、今後も安定的な需要拡大が見込まれるほか、電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車向けの車載LiB用途や、電力貯蔵用の定置型電源用途などの大型LiB用向けに急速な需要拡大が見込まれている。また、一般産業用においても、国内外からの旺盛な需要に加えて、太陽電池用バックシート向けや水処理用中空糸膜向けでの需要拡大が見込まれている。

  前週末売買日・22日の株価は、一時312円(11円安)まで下げて年初来の安値を更新し、終値は319円(4円安)。9月に入ってからの下値もみ合い相場(おおむね320円から340円)を割り込んだ。ただ、取引時間中に下げて終値は引き戻し、いわゆる「下ひげ」の長い日足になったため、再び、もみ合い相場に復帰する可能性もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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