【注目の決算発表】東建コーポレーションは2Q業績上方修正で黒字転換

2011年9月7日 17:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東建コーポレーション <1766> は7日、76円高の2889円まで上げたが、終値は42円安の2771円と3日続落した。前日6日大引け後に今4月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、期初の赤字転落予想が黒字転換することが、下げ過ぎ訂正買いを再燃させたが引けにかけては値を崩した。

  2Q業績は、期初予想より売り上げを50億4800万円、経常利益を24億4700万円、純利益を15億4500万円それぞれ引き上げ、経常利益は34億円(前年同期比18%増)と続伸し、純利益は14億6000万円(同3%減)と減益転換にとどめる。住宅エコポイント制度の工事対象期間の早期終了により、建設事業の賃貸建物の請負工事が前倒しされて売り上げが上ぶれ、つれて利益も上方修正した。

  4月通期業績は、2Q以降に営業人員の募集・採用活動や仲介専門店の出店を積極推進することから販管費が増加すると見通して期初予想を据え置き、純利益は32億8000万円(前期比47%減)と減益転換を見込んでいる。

  株価は、前期業績の再上方修正・増配でつけた年初来高値3810円から東日本大震災発生で2801円安値まで急落し、下げ過ぎ訂正で3705円までリバウンドしたが、今期業績の大幅減益予想で同安値2621円まで再調整、売り方の買い戻しで300円幅の底上げをした。PER11倍台、PBR0.9倍の下げ過ぎ訂正で逆行高展開が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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