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【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】欧州ソブリンリスクに対する警戒感の落ち着きが焦点
【外国為替市場フューチャー:8月15日~19日のユーロ・円相場】
■引き続きリスク回避のユーロ売り・円買い圧力が強い
来週(8月15日~19日)のユーロ・円相場については、引き続きリスク回避のユーロ売り・円買い圧力が強く、フランスまで波及した欧州ソブリンリスクに対する警戒感の落ち着きが焦点だろう。このため16日開催予定の独仏首脳会談が注目されている。
前週(8月8日~12日)のユーロ・円相場は、概ね1ユーロ=108円台~110円台で推移した。イタリアとスペインの国債利回り上昇に加えて、週半ばには、フランス国債格付け引き下げ観測で銀行株が急落するなど、欧州ソブリンリスクの波及拡大に対する警戒感が強まり、リスク回避でユーロ売り優勢の展開だった。
ECB(欧州中央銀行)によるイタリアとスペインの国債購入開始、12日の欧州4カ国での銀行株に対する空売り規制により、ソブリンリスクに対する当面の過度な警戒感は和らいだ形である。
しかし、ギリシャ国債の制限的デフォルト(債務不履行)に対する警戒感、イタリアとスペインの国債利回り上昇に対する警戒感、フランスへのソブリンリスク波及拡大に対する警戒感はくすぶり続けるだろう。米国やユーロ圏の景気先行き見通しに対する警戒感も強いだけに、リスク回避のユーロ売り・円買い圧力は依然として強い。当面は16日開催予定の独仏首脳会談で、不安を払拭するだけの内容を打ち出せるかどうかが焦点だろう。
■注目スケジュール
来週の注目スケジュールとして、国内では15日の11年4~6月期GDP(国内総生産)1次速報値、18日の5月景気動向指数改定値、7月貿易統計などがあるだろう。
海外では米8月ニューヨーク州連銀製造業業況指数、米8月住宅建設業者指数、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁の講演、16日の豪中銀理事会議事録、独第2四半期GDP速報値、ユーロ圏6月貿易収支、ユーロ圏第2四半期GDP速報値、独仏首脳会談、米7月輸出入物価、米7月住宅着工件数、米7月鉱工業生産、米週間チェーンストア売上高、米週間レッドブック大規模小売店売上高、17日のユーロ圏6月経常収支、ユーロ圏7月消費者物価指数改定値、米7月卸売物価指数、米住宅ローン借り換え申請指数、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演、18日の米7月消費者物価指数、米7月実質所得、米7月中古住宅販売、米7月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米8月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、北米7月半導体BBレシオ、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁の講演、19日の独7月生産者物価指数などがあるだろう。なお15日は韓国(光復節)とインド(独立記念日)が休場となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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