【話題】トヨタとホンダの株価が急接近!今後の両社を見るポイントとは?

2011年8月2日 19:52

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■株価が接近している理由とは・・

  トヨタ自動車 <7203> とホンダ <7267> の株価が、終値ベースで2日(火)、トヨタ3160円、ホンダ3110円とその差が50円に縮まっている。

  第1四半期(4~6月)決算は、1日にホンダが発表、トヨタは2日に発表。前年同期に比べ売上はホンダが27.4%減、トヨタも29.4%減と共に2割を超える減収。一方、営業損益ではホンダは225億7900万円の黒字だったのに対し、トヨタは1079億6300万円の赤字に転落した。ここに両社の株価が接近している理由があるものとみられる。

  一方、2012年3月期通期予想の営業利益でみれば、ホンダは前期比52.6%減の2700億円に対し、トヨタは3.9%減の4500億円と落ち込みに差がみられる。第1四半期でトヨタが悪いところを出し尽くしたのではないかとみることができる。この点から株価をみればホンダの株価逆転はなさそうだ、とみることもできる。

■経済情勢激変で営業利益率に注目

  さらに、営業利益率という尺度でみれば、今3月期はホンダの3.1%、トヨタ2.3%と、ホンダの利益率が高い。言うまでもなく利益率の高いことは経営効率が良く、世界的な景気変動などに対して抵抗力がある。この点をマーケットがどのように織り込んでいくか。営業利益率に焦点を当てれば、ホンダの株価逆転の可能性もあり得る。

  今期予想1株利益はホンダ127.6円、トヨタ124.3円とほぼ同水準。配当については、既にホンダが年60円(前期年54円)の方針を打ち出しているのに対しトヨタの配当方針は未定(前期は年50円)。

  これまでも、両社の株価が接近したケースはあった。その都度、追いつかれたトヨタの株を買っておけば、再び、サヤ拡大というパターンで成果を得ることができた。果たして、今回はどうか。

  とくに、リーマンショックに続く、東日本大震災という短期間における経済環境の激変。さらに、これから予想されるEU問題、アメリカの財政問題など、経済情勢を考えれば量的拡大が難しくなっている。当然、利益率という効率性がいっそう求められるようになるだろう。トヨタが営業利益率でホンダを抜き返すことができるかどうかが、今後の両社の株価を見るポイントとなりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
フライト:iPhone/iPod touchなどスマーフォンが簡単にPOS端末に!(2011/08/02)
東北電力は新潟火力発電所5号系列の運転開始、従来より燃料・CO2を2割程度削減(2011/08/01)
株式評論家・犬丸正寛の『時を買え投資法』で着実に稼ぐ、メールマガジン創刊!シンプルに的確に注目銘柄を紹介(2011/06/08)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2011/06/08)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事