【近況リポート】トシン・グループ:今12年5月期は一段と力強い回復力を示すか

2011年8月2日 15:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

トシン・グループ<2761>(JQS)は、08年5月期をピークに厳しい経営環境下、業績の低迷を余儀なくされたが、この間、08年以降前期まで4期間には、優良取引先数を年間平均純増率3.04%と一貫して純増を維持し、営業基盤の拡大を図っている。

トシン・グループ<2761>(JQS)は、08年5月期をピークに厳しい経営環境下、業績の低迷を余儀なくされたが、この間、08年以降前期まで4期間には、優良取引先数を年間平均純増率3.04%と一貫して純増を維持し、営業基盤の拡大を図っている。[写真拡大]

■北関東地区への出店強化、ネットワーク拡大に取り組む

  トシン・グループ <2761> は、08年5月期をピークに厳しい経営環境下、業績の低迷を余儀なくされたが、この間、08年以降前期まで4期間には、優良取引先数を年間平均純増率3.04%と一貫して純増を維持し、営業基盤の拡大を図っている。その結果、業績低下局面での落込みも比較的少なく、10年5月期を底に早くも前期業績では回復への軌道を鮮明にしているが、今12年5月期には一段と力強い回復力を示すことが期待される。

  今期の基本戦略(年間目標)についても、先ずは取引先数の純増450社達成を挙げる。前期は新規獲得1,955社、取引中止店1,620社で純増社数は335社であったが、今期は取引先選別による見直しで取引中止1,400社を見込んでいるため新規取引獲得社数は1,850社を予定している。

  また、営業基盤拡大へ向けた新規出店など設備投資については、総額4億円を予定し、出店以外にオンラインシステムの全面入替を実施する。

  特に出店戦略では、本庄(埼玉)、龍ヶ崎・土浦(茨城)の3店舗であった北関東地区への出店を強化し、ネットワーク拡大に取り組む。今期すでに水戸(6/22)をオープンさせたが、近々古河へ新設するなどドミナント形式での出店で、期中に4店舗を新設、既設店のリニューアル1店舗を予定している。(写真=土浦営業所)

■営業支援ツール開発、より具体的・よりキメ細かく

  営業支援においては、取引先工務店のエンドユーザー向け提案をより具体的、キメ細かく提案できるツールを開発した。カーテンプラン、スイッチプラン、家電商品プラン、配線器具プランなど、「一枚の図面」から、「家一軒まるごとトータルに」提案できるツールだ。

  さらに、節電商品への取組みでは、お客様への情報発信ツールとして「いきいき住まいの健康生活」に太陽光発電システムのメリットなどを、LED照明でのプラニング提案では、LED照明器具特集や部屋ごとの最適プランなどを掲載している。

  こうした基本戦略を効果的に実践し、12年5月期通期の業績予想、売上高48,500百万円(前期比1.6%増)、営業利益3,130百万円(同2.0%増)、経常利益3,970百万円(1.3%増)、当期純利益2,190百万円(同2.7%増)と、堅実に見込んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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