【話題株】JXHDは1Q経常益の2倍観測報道も原油価格安響き続落

2011年7月12日 18:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  JXホールディングス <5020> は12日、11円安の538円まで下げて7円安の542円と続落した。きょう12日付けの日本経済新聞で、同社の今3月期第1四半期(1Q)の経常利益が、前年同期の約2倍となると観測報道されたが、前日の米国市場で原油先物(WTI)価格が、1.05ドル安の1バーレル=95.15ドルと続落して引けたことも響いて反応は限定的で利益確定売りが先行した。

  報道では、同社業績は、石油精製販売事業の在庫価格の変動に影響を受け、前年同期は11億円分の減益要因となったが、今期は1Qのドバイ原油が、前年同期より2割程度上昇、このため、売り上げが前年同期比10%強増え2兆5000億円程度、経常利益が約2倍の1300億円程度になると観測された。

  第2四半期累計・3月通期業績は、いまのところ期初予想を変更しないとし、通期経常利益は3800億円(前期比8%減)、純利益は2000億円(同35%減)となる見込みである。

  株価は、前期業績の再上方修正で経営統合後高値606円まで買い進まれ、東日本大震災発生で同安値401円まで急落、調整幅の3分の2戻し水準でもみ合っている。PERは6倍台、PBRは0.8倍と割安であり、原油価格動向次第では一段の戻りを試す展開も見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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