【株式市場・この1週間】日経平均株価は6月2日以来の9500円台を回復

2011年6月11日 17:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■株式市況を振り返って(6月6日~10日の週)

  週初6月6日の日経平均株価は前日比111円86銭(1.17%)安で3営業日続落、TOPIXは前日比8.58ポイント(1.05%)安で3営業日続落した。前週末3日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比24円84銭安と売り先行でスタートした。米国の5月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が市場予想を大幅に下回り、米国景気の先行きに不透明感が強まった。

  その後は一旦下げ渋ったが、株価指数先物取引での大口の売りが主導する形となり、日経平均株価は下落幅を前日比132円43銭安まで広げる場面もあった。そして終値は9380円35銭となり、4月19日の9441円03銭、3月24日の9435円01銭を割り込み、3月18日の9206円75銭以来の安値水準となった。

  7日の日経平均株価は前日比62円60銭(0.67%)高で4営業日ぶりに反発、TOPIXは前日比5.77ポイント(0.72%)高で4営業日ぶりに反発した。前日6日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比9円14銭安と小幅に下げてスタートし、午前は前日終値を挟んでモミ合う展開となった。午後に入ると株価指数先物取引での買い戻しが主導する形となり、日経平均株価は上昇幅を広げた。結局この日の高値圏で取引を終了し、終値で9400円台を回復した。特に買い材料は見当たらないが、前日までの3営業日合計(終値ベース)で339円26銭(3.49%)下落した反動に加えて、PBR1倍割れ水準、外国為替市場での円高一服などが意識された。

  8日の日経平均株価は前日比6円51銭(0.07%)高で小幅に続伸、TOPIXは前日比0.69ポイント(0.09%)高で小幅に続伸した。前日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比14円33銭安と小幅に下げてスタートし、売り買いが交錯して膠着感の強い展開となった。外国為替市場のドル・円相場で1ドル=79円台に円が上昇すると日経平均株価も前日比48円21銭安まで下落幅を広げたが、その後1ドル=80円台に戻すと日経平均株価も下落幅を縮小した。5月景気ウォッチャー調査が2カ月連続で改善したことも下支え要因となり、日経平均株価は前日比プラス圏に浮上して取引を終了した。

  9日の日経平均株価は前日比17円69銭(0.19%)高で小幅に3営業日続伸したが、TOPIXは前日比1.50ポイント(0.18%)安で3営業日ぶりに小幅反落した。前日の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価は前日比37円75銭安と売り先行でスタートした。外国為替市場でドル・円相場が1ドル=79円台後半に高止まりしたことも嫌気された。そして株価指数先物取引が主導する形で、前日比84円03銭安まで下落幅を広げる場面もあった。しかしドル・円相場で1ドル=80円台に戻すと、株式市場でも買い戻しが優勢になり、大引けにかけて前日比プラス圏に浮上した。翌10日にトヨタ自動車が、12年3月期業績見通しを公表することに対する期待感も下支え要因だった。なお、11年1~3月期実質GDP(国内総生産)の1次改定値で、年率換算伸び率が上方修正されたが、影響は限定的だった。

  10日の日経平均株価は前日比47円29銭(0.50%)高で東日本大震災後初の4営業日続伸、TOPIXは前日比4.43ポイント(0.55%)高で2営業日ぶりに反発した。前日の米国株式市場が7営業日ぶりに上昇したことや、為替のドル・円相場がやや円安水準だったことを好感し、日経平均株価は前日比69円69銭高と買い先行でスタートした。その後は一時9600円台を回復し、前日比146円46銭高まで上昇幅を広げる場面もあった。しかし為替がやや円高水準に振れ、アジアの株式市場が軟調だったことや週末要因も加わり、次第に手仕舞いムードを強めて上昇幅を縮小した。日経平均株価の終値は9514円44銭で6月2日以来となる9500円台を回復したが、日経平均先物6月限・オプションSQ(特別清算指数)値の9553円69銭を下回った。

  10日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比172ドル45セント(1.42%)下落、S&P500株価指数が前日比18.02ポイント(1.40%)下落、ナスダック総合株価指数が前日比41.14ポイント(1.53%)下落した。世界的な景気先行きに対する不透明感が強まり全面安の展開となった。ダウ工業株30種平均株価の終値は1万1951ドル91セントで、3月18日以来約2カ月半ぶりに1万2000ドル台を割り込んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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