ソニーが後場一段上値を試し戻り高値を更新、円安で為替差益の圏内に入る

2010年11月17日 15:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ソニー <6758> が後場一段上値を試す動きをみせ、14時30分を回り2876円(35円高)をつけて昨日の高値2868円を上回り、戻り高値を2日連続で更新した。下期の為替前提を1ドル83円としており、円相場が昨日から同83円台に入る円安傾向となっていることが好感されている。

  ソニーは円相場が1円変動すると年間の営業利益が約20億円変動するとされ、為替相場が下期の前提レート1ドル83円から「差益ゾーン」に入ってきたため注目余地が拡大。また、ユーロの下期前提は1ユーロ110円で、こちらはすでに実勢で112円台の円安となっている。

  同社のの今3月期の予想営業利益は2000億円(前期比約6.3倍)。この規模からから見れば円相場の1円程度の変動は大勢に影響ないといえるものの、株価材料としては新鮮味があるとの見方が出ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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