実写映画『ゼルダの伝説』ガノンドロフ役にウリ・ラトゥケフか、複数作品契約とも報道

2026年8月7日 21:17

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記事提供元:Tech Times

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2027年4月公開予定の実写映画『ゼルダの伝説』で、シリーズを代表する悪役ガノンドロフのキャストが判明した可能性がある。The New York TimesのジャーナリストとDeadlineの報道によると、トンガ系オーストラリア人俳優のウリ・ラトゥケフが同役に起用されたという。現時点で任天堂およびソニー・ピクチャーズからの公式発表はなく、キャスティングは正式には確認されていない。

■ガノンドロフ役のキャストが判明か

任天堂の実写映画『ゼルダの伝説』に、最も重要なピースが加わったと報じられている。The New York Timesのジャーナリストであるカイル・ブキャナン氏は2026年8月6日、Xへの投稿で、トンガ系オーストラリア人俳優のウリ・ラトゥケフがガノンドロフ役にキャスティングされたと伝えた。ガノンドロフは同シリーズの中心的な悪役であり、映画化が発表されて以来、ファンがその配役を推測し続けてきた役柄だ。その後、エンターテインメント業界紙のDeadlineも、別の情報源を通じて独自にこのキャスティングを確認したと報じ、ラトゥケフが複数作品にわたる契約を結んだと伝えている。なお、任天堂およびソニー・ピクチャーズからの公式声明は出されていない。

この報道が正確であれば、ラトゥケフは本作で名前が判明した3人目のキャストとなる。2027年4月30日の公開まで9カ月を切っているにもかかわらず、本作のキャストはほぼ完全に秘密にされており、ブキャナン氏自身も、公開時期を考えると異例なほど秘密主義的な状況だと指摘していた。これまでに発表されている主演の2人、英国人俳優のベンジャミン・エヴァン・エインズワース(リンク役)とボー・ブラガソン(ゼルダ姫役)は、2025年7月にシリーズ生みの親である宮本茂氏によって発表されている。映画の予告編はまだ公開されていない。

■徹底された秘密主義と相次ぐ報道

ブキャナン氏の投稿は次のような内容だった。「映画『ゼルダの伝説』は公開まで数カ月だというのに、主演2人以外の俳優がまだ発表されていない! そこで一つ、無料で情報を提供しよう。シリーズを象徴する悪役ガノンドロフを演じるのは、ドラマ『ヤング・ロック』で最もよく知られるオーストラリア人俳優のウリ・ラトゥケフだと聞いている」

この投稿から1時間以内に、Screen Rant、CBR、MovieWeb、Nintendo Everything、DualShockersなど、複数のエンターテインメントメディアがブキャナン氏の情報を報じた。いくつかのメディアは、ブキャナン氏がハリウッドのキャスティングに関するスクープで信頼できる実績を持つと指摘している。

本作をめぐる任天堂の秘密主義は、もともと情報管理を徹底する同社の基準に照らしても際立っている。Wikipediaに掲載された本作の制作情報によれば、ニュージーランドでの撮影は2026年4月に終了している。つまり、キャスト全員が数カ月前に撮影を終えていることになるが、エインズワースとブラガソン以外に公式に名前が発表された俳優はいない。7月23日のサンディエゴ・コミコンで公開されたハズブロの6インチコレクター向けフィギュア3体は、映画のキャラクターデザインを初めて示すものではないかと一部で推測されていた。しかし、TechTimesの先行報道によると、これらは映画独自のデザインではなく、2023年のゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を基にしたものだった。ウェス・ボール監督による本作でガノンドロフがどのような姿になるのかは、依然としてまったく明らかになっていない。

■ウリ・ラトゥケフの経歴

ウリ・ラトゥケフ(本名Taliaʻuli Latukefu)は、1983年8月2日、オーストラリアのシドニーでトンガ移民の両親のもとに生まれた。オーストラリアでも特に厳格な演劇教育機関の一つである国立演劇学院(NIDA)の卒業生だ。オーストラリアのテレビ業界で数年間活動した後、国際的な大作にも進出した。

最もよく知られているのは、NBCのシットコム『ヤング・ロック』(2021~2023年)で演じたドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソン役だ。同作では、プロレスラーから映画スターへと転身したジョンソンの、大学でアメリカンフットボールに取り組んでいた青年期を演じた。この役では、ジョンソン特有の身体性とカリスマ性を体現することが求められた。結果的にこれは、圧倒的な肉体的存在感と威厳を特徴とするキャラクターを演じるうえで役立つ経験だったといえる。また、2022年のDC映画『ブラックアダム』ではジョンソンと共演し、ヒーローのフルート/ザ・チャンピオンを演じている。

ほかにも、リドリー・スコット監督の『エイリアン:コヴェナント』(2017年)、タイカ・ワイティティ監督の『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(2023年)、タイ・ウェスト監督の『MaXXXine マキシーン』(2024年)など、注目度の高い作品に出演している。テレビでは、Netflixの歴史ドラマ『マルコ・ポーロ』(2014~2016年)で戦士ビャンバを演じた。この継続的な役柄によって、大規模なファンタジー作品を支えられる俳優としての存在感を確立した。最近では『Laid』や、ジェンセン・アクレスが出演する『Countdown』にも登場している。

■ガノンドロフというキャラクターの重要性

ガノンドロフは、『ゼルダの伝説』シリーズにおける永遠の敵であり、ビデオゲーム史上でも特に高く評価されている悪役の一人、ガノンの人型形態だ。このキャラクターは1986年の初代ゲームで、獣のようなイノシシの姿をした「ガノン」として初登場した。砂漠に暮らす民であるゲルド族の王という人型の人物像と、肉体的に威圧感のあるキャラクター性は、1998年の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で確立された。

ここではゲルド族としてのデザインが重要になる。ガノンドロフは公式設定上、浅黒い肌、赤い髪、琥珀色の瞳、そして威圧的な体格を持つ人物として描かれている。こうした外見は、乾燥地帯の戦士文化に属するキャラクターであることを視覚的に表現している。『時のオカリナ』でのデザインについて、キャラクターデザイナーの滝澤智氏は、1980年代のグラムロックやヘヴィメタルの美学を取り入れたと説明している。ラトゥケフのようなトンガ系オーストラリア人俳優の起用は、制作側が欧州系の俳優を選んだ場合にファンが想像したであろう配役とは異なるものだ。ラトゥケフの太平洋諸島系の出自はポリネシアの戦士文化につながり、その肉体的な存在感もゲルド族として描かれるガノンドロフの特徴に自然に合致する。

シリーズの物語におけるこのキャラクターの重要性は計り知れない。ガノンドロフ、リンク、ゼルダはシリーズの「三位一体」を成し、それぞれがトライフォースの一部を担っている。ガノンドロフが持つのは「力のトライフォース」であり、3人はシリーズに存在する複数の時間軸を通じて、終わりのない対立のサイクルに置かれている。ファンの間では、悪役を適切に描くことは主演2人のキャスティングと同じくらい重要だと考えられている。今回の報道までの数カ月間には、ファンの間でイドリス・エルバやハビエル・バルデムといった名前も候補として挙がっていた。両者はラトゥケフよりはるかに知名度が高い一方、キャラクターに求められる具体的な外見とは大きく異なる。

■実写版のガノンドロフに求められるもの

実写でガノンドロフを演じる難しさは、肉体的な存在感だけにとどまらない。ゲームにおけるガノンドロフは相反する性質を持つキャラクターであり、力にものを言わせる一方で戦略家でもあり、征服者である一方、一部の作品では深い哀感を帯びた人物としても描かれている。『ゼルダの伝説 風のタクト』版のガノンドロフは、理解可能な動機を与えられたことで特に高い評価を受けた。一方、『ティアーズ オブ ザ キングダム』では、より恐ろしく、分かりやすい悪役としての姿に回帰している。

ウェス・ボール監督は、ゼルダ映画へのアプローチを「シリアスでクールだが、楽しく、遊び心もある」と表現し、作品のトーンを考えるうえで宮崎駿監督の美学を参考にしている。ボール監督は『メイズ・ランナー』3部作や、2024年のシリーズ再始動作『猿の惑星/キングダム』で知られる。いずれも、キャラクターを軸とする物語の緊張感と大規模な世界構築を両立させる必要があった作品だ。脚本は『メイズ・ランナー』3部作も手がけたT・S・ノーリン氏が執筆した。プロデューサーは宮本茂氏と、『スパイダーマン:スパイダーバース』などをプロデュースしたマーベル作品のベテランプロデューサー、アヴィ・アラッド氏が務める。

ボール監督の作品がガノンドロフをどのように描くのか。『時のオカリナ』における純粋な悪意を受け継ぐのか、『風のタクト』の複雑な動機を取り入れるのか、それとも両者を新たな形で融合するのかは、予告編が公開されるまで分からない。予告編は年末のホリデーシーズン頃、おそらくソニーの『Jumanji: Open World』より前に公開される可能性がある。

■任天堂が進めるゼルダ映画化

ガノンドロフのキャスティングにより、少なくとも報道上は、シリーズに不可欠な3人のキャラクターが実写映画に出そろったことになる。任天堂はソニー・ピクチャーズと共同出資し、宮本氏を直接プロデューサーに据える形で、慎重に制作を進めている。これは、世界興行収入13億ドル(約2054億円、1ドル=158円換算)以上を記録したアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年)と、それに続く『スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(2026年)で用いられたものと同じモデルだ。ゼルダ映画は、シリーズが40周年を迎える節目の年に公開される。この年にはすでに、Nintendo Switch 2向けの『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイク版も登場している。

43歳のラトゥケフは、英国出身の若い主演2人とは異なるキャリアを歩んできた。エインズワース(リンク役)とブラガソン(ゼルダ姫役)が、今まさに知名度を高めつつある若手であるのに対し、ラトゥケフは10年以上の経験を持ち、リドリー・スコットのSF作品からタイカ・ワイティティのコメディ、スラッシャーホラーまで幅広いジャンルで活動してきた。無数のファンアートを生み出し、40年にわたるシリーズの物語上の重みを担ってきたガノンドロフに、ラトゥケフが何をもたらすのか。それが、本作における悪役の演技を左右する最大の焦点となる。

現時点では、任天堂もソニー・ピクチャーズもこのキャスティングを認めていない。公式発表があるとすれば、おそらく最初の予告編と同時になるだろう。それまでは、魔王が誰によって演じられるのかは公式には謎のままだ。カイル・ブキャナン氏とDeadlineの情報源によれば、その謎にはすでに名前が付いているのかもしれない。

■注目ポイントQ&A

●映画『ゼルダの伝説』のガノンドロフ役は誰が演じると報じられていますか?

The New York Timesのジャーナリストであるカイル・ブキャナン氏は2026年8月6日、ドラマ『ヤング・ロック』でドウェイン・ジョンソンの青年期を演じたことで知られるオーストラリア人俳優ウリ・ラトゥケフが、ガノンドロフ役にキャスティングされたと伝えました。業界紙のDeadlineも、独自の情報源を通じてキャスティングを確認し、ラトゥケフが複数作品にわたる契約を結んだと報じています。ただし、任天堂やソニー・ピクチャーズからの公式発表はまだありません。

●映画『ゼルダの伝説』におけるガノンドロフのキャスティングは公式に確定していますか?

いいえ。本記事の公開時点で、任天堂およびソニー・ピクチャーズは、この報道を肯定も否定もしていません。2026年4月にニュージーランドでの撮影が終了したとされる一方、公式に発表されているキャストは、リンク役のエインズワースとゼルダ姫役のブラガソンの2人だけです。

●映画『ゼルダの伝説』の公開日はいつですか?

2027年4月30日に劇場公開される予定です。ソニー・ピクチャーズ リリーシングが配給し、『猿の惑星/キングダム』のウェス・ボール監督がメガホンを取ります。予告編はまだ公開されておらず、2026年末頃に公開されると予想されています。

●なぜガノンドロフのキャスティングがリンクやゼルダと同じくらい重要なのですか?

ガノンドロフはシリーズの中心的な敵対者であり、「力のトライフォース」を持つ「魔王」として、リンクとゼルダ姫の永遠の宿敵だからです。主要作品では『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』以降たびたび登場し、『時のオカリナ』(1998年)で確立された人型のゲルド族としての姿は、ゲームを代表する悪役像の一つとなりました。悪役の演技が十分でなければ、優れた主演キャストがそろっていても作品全体を弱める可能性があります。逆に、説得力のあるガノンドロフは映画の対立構造に確かな重みを与えます。

元記事: Deadline Confirms Uli Latukefu as Legend of Zelda’s Ganondorf in Franchise Deal

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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