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すきまバイト:タイミーの昨秋の株価急落の原因は・・・、若き起業家は常に強気
タイミー(215A、東証グロース市場)の株価を久方ぶりに覗いて見た。時価は1700円台前半。今年の株価動向に限ってみれば4月7日の年初来安値:1200円から5月28日の高値:1895円まで戻し、揉み合い状態にある。
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「久方ぶりに」としたのは、タイミーの株価は昨年7月26日に、1850円で生まれている。公開価格に比べ27.5%方高い初値だった。そして上場後初の2024年10月期も「66.5%の増収、117%の営業増益」と増収・営業増益となった。
だがそれに先んじる第3四半期決算発表(9月12日)を契機に、タイミーの株価は急落に転じた。翌13日には17%超の下落。一時2000円を超えていた株価は、18日時点では上場時の公開価格1450円近辺での推移となった。
「何故」が、論じられた。
<メルカリ参入の影響。ブランド企業の参入は今後を展望する上で・・・>
がタイミーの創業者でCEOの小川嶺氏は、強力に頭を横に振った。結果・・・
<純益の前年同期比16%減>が槍玉に上がった。繰越欠損金解消に伴う法人税負担増の増加が槍玉に挙げられたという形で説明されたが、決して納得できるものでは無かったのが現状だった。
さて上場時の公開価格付近まで水準を下げた株価はその後どうなったのか、を確認しようと思った。時価は前記の通り1700円台前半。年初来高値1895円への戻り基調をみせている。ちなみに今10月期計画は「28.0%~32.8%の増収、41.3%~58.0%の営業増益」。第1四半期の実績は「86億4200万円、14億1300万円」。率は増収・営業増益予想の下限はクリアしている。
小川氏に初めて会ったのは、マッチングアプリのユーザー数が170万人を突破した2018年だった。小川氏は(立教)大学時代から「起業家」の道を歩み始めていた。
「僕のように服装がダサイ者とアパレル店員を結ぶマッチングアプリ“Recolle”を開発したんだが、投資家はお洒落な女性のサービスにアプリをチェンジするならOKという姿勢だった。こっちもノーサンキュー。
Recolleの開発に両親から借りていた金を返済する為にアルバイトをはじめたのだが、働くといっても簡単ではない。登録や面接などの手続きetc。これじゃすぐにお金が必要な人には役立たない。すぐ働けてすぐにお金がもらえる仕組み作ろうと思ったのが、タイミーの枠組みを考え付く契機だった」と、古いメモ帳に書き込んであった。
暫く、「収益・株価動向」をウォツチしてみたいと思う・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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