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ユーフォーテーブル、歴史的建造物の「旧みずほ銀行徳島支店」取得 エンタメ拠点へ

ユーフォーテーブルが取得した旧みずほ銀行徳島支店(ユーフォーテーブル発表資料より)[写真拡大]
アニメ制作のユーフォーテーブルは、徳島市の中心部・東新町地区で昭和初期に建てられた歴史的建造物「旧みずほ銀行徳島支店」(徳島市東船場町)を取得した。エンターテイメント施設として活用する予定で、空き店舗の増加により空洞化が深刻な東新町地区活性化にも期待の声が出ている。
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旧みずほ銀行徳島支店は、昭和初期の1928年、東新町商店街から歩いて1分の場所に阿波農工銀行本店として建築された。施設は鉄筋コンクリート2階建て。腰回りや窓枠に花崗岩の切石を張り、6本のコリント式列柱を並べて柱間にアーチを連ねる当時流行の建築様式を採用している。
その後、第一勧業銀行、みずほ銀行の徳島支店として営業し、長く市民に親しまれてきた。しかし、2024年に施設の老朽化もあって移転した。創業者が徳島県出身のユーフォーテーブルは東新町地区で映画館やカフェを開設する一方、アニメイベント「マチ★アソビ」のプロデュースをしているが、歴史的建造物を新たなエンタメ拠点として活用する方針だ。
東新町地区は、徳島市の中心商店街。高度経済成長期には地元資本の丸新百貨店、総合スーパーのダイエー徳島店、10館近い映画館と地元商店が並び、にぎわいを見せた。しかし、丸新百貨店やダイエー、映画館が相次いで閉店してにぎわいを失ったうえ、バブル経済の崩壊後は空き店舗が続出した。
徳島市によると、現在は中心部に位置する東新町一丁目商店街で約3割、籠屋町などその他の商店街で半数以上が空き店舗となっている。再開発は新町橋通りをはさんで西側の西新町商店街で商業、共同住宅、ホテルの複合開発が続いているが、東新町地区は動きがない。
徳島県の後藤田正純知事は「新拠点が国内外のファンを引きつけ、徳島の新たなにぎわいの場になることを楽しみにしている」とのコメントを発表した。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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