商業施設「クラスポ蒲郡」、屋上の太陽光発電で80世帯分のCO2削減へ

2026年5月10日 17:13

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屋上に設置された太陽光パネル(山八商事発表資料より)

屋上に設置された太陽光パネル(山八商事発表資料より)[写真拡大]

 不動産投資・運営の山八商事は、運営するショッピングセンター「クラスポ蒲郡」(愛知県蒲郡市鹿島町)で、屋上に大規模太陽光発電設備を設置した。年間で約52万5,000キロワット時の電力を生む見込みで、店舗の照明などに自家消費することにより、一般家庭80世帯分の二酸化炭素(CO2)排出量に相当する年間約220トンを削減する。

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 屋上に設置された太陽光パネルは966枚。最新のテクノロジーを凝縮した高効率パネル「N型単結晶太陽光モジュール」で、従来のパネルに比べて経年劣化が少なく、30年間の長期出力保証がつく。システム容量は約444キロワット。年間に生み出した電力の98.7%をショッピングセンター内で自家消費する。

 これにより、クレスポ蒲郡がより環境負荷の小さなショッピングセンターになるほか、山八商事は環境面で持続可能な店舗運営を進めることにより、地域社会の脱炭素に向けた取り組みを牽引する考えを持っている。

 クレスポ蒲郡は2011年のオープン。鉄骨2階建て延べ約3万平方メートルの施設で、約1万7,000平方メートルの売り場面積にディスカウントショップの「MEGAドン・キホーテ」、100円ショップの「ダイソー」、家電の「ヤマダデンキ」、衣料の「しまむら」、子ども服の「西松屋」など20店が出店している。

 脱炭素に国を挙げて取り組みが進む中、全国の商業施設で太陽光発電設備の設置が急激に進んできた。出力は屋上面積など施設の規模に応じ、数百キロワットから1メガワットが一般的。中には屋上だけでなく、壁面や駐車場を活用する例もある。

 自家消費に利用することで購入する電力を削減する狙いがあるほか、国民の間で環境に対する意識が高まってきたのを受け、脱炭素をアピールすることで企業のイメージアップを図る思いも見え隠れする。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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