Vivo「T5 5G」インドで発表、薄さ7.99mmに7050mAhバッテリー搭載

2026年9月3日 22:21

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記事提供元:Tech Times

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Vivoは2026年9月2日、インド市場向けスマートフォン「T5 5G」を発表した。厚さ7.99mm、重さ199gの筐体に7050mAhの大容量バッテリーを搭載し、144Hz対応の1.5K有機ELディスプレイやMediaTekの新型プロセッサ「Dimensity 7500 Turbo」を採用する。価格は3万4999ルピー(約5万8500円)からで、9月9日に販売を開始する。

T5 5Gの基本仕様は、Vivo傘下のブランドであるiQOOが8月にインドで発売した「iQOO Z11」のインド版とほぼ共通している。購入時には、先行して公開されているiQOO Z11の実機情報も参考になる。

■薄さ7.99mmの筐体に7050mAhバッテリー

T5 5Gの最大の特徴は、7050mAhのバッテリーを厚さ7.99mmの筐体に収めた設計だ。Vivoはこのバッテリーを「BlueVolt」と呼び、1600回の充放電サイクルを経ても実効容量の80%以上を維持できるとしている。同社の想定では、約5年間の使用に相当する。

有線充電は最大44WのFlashChargeに対応する。Vivoによると、約30分で残量ゼロから44%まで充電できる。7050mAhという容量に対して充電出力は控えめであり、短時間で満充電にすることより、充電回数を抑えながら長時間使うことを重視した構成といえる。

バイパス充電にも対応する。ゲームなど負荷の高い操作中に、バッテリーを経由せず端末へ給電することで、発熱やバッテリーへの負担を抑える機能だ。

■Dimensity 7500 TurboとNPU 850を採用

プロセッサには、TSMCの4nmプロセスで製造されるMediaTek Dimensity 7500 Turboを採用した。CPUは最大2.6GHzで動作するArm C1 Proコア4基と、最大2.0GHzのC1 Nanoコア4基で構成され、Armv9.3-Aアーキテクチャを採用する。

MediaTekによると、Dimensity 7500は従来世代と比べ、アプリ切り替えを最大30%、ゲームの読み込みを最大19%高速化し、一般的なアプリで消費電力を5~9%削減するという。いずれも同社による比較値で、実際の性能は端末の冷却設計やソフトウェア、利用環境によって変わる。

AI処理用にはMediaTek NPU 850を備える。Vivoは、30億パラメータ規模の言語モデルを毎秒約10トークンで動作させた場合、従来機のT4と比べてオンデバイスAIの処理性能が最大233%向上すると説明している。

一方、T5 5Gが搭載するメモリはLPDDR4X、ストレージはUFS 3.1となる。Dimensity 7500自体はLPDDR5に対応するが、T5 5GではLPDDR4Xを組み合わせている。冷却機構として、面積3800平方mmのベイパーチャンバーも備える。

■144Hz対応の1.5K曲面有機EL

ディスプレイは6.83インチの3D曲面有機ELで、解像度は2800×1260ピクセル、画素密度は449ppiとなる。リフレッシュレートは最大144Hz、屋外での視認性を高める高輝度モードは最大2000ニト、部分的なピーク輝度は最大3000ニトとしている。HDR10+にも対応する。

144Hzはディスプレイが対応する最大値であり、すべてのアプリや操作で常時適用されるわけではない。同じ基本仕様を持つiQOO Z11の実機確認では、画面操作や表示内容、選択した設定に応じて60Hz、90Hz、120Hzなどに切り替わった。144Hzでのゲーム表示は対応タイトルに限られるため、高リフレッシュレートを重視する場合は、利用するゲームの対応状況を確認する必要がある。

画面内には光学式指紋センサーを搭載する。画面が大型であることに加え、センサーは比較的下側に配置されているため、手の大きさによっては片手で指を届かせにくい可能性がある。

■5000万画素IMX882カメラを搭載

背面には、ソニー製IMX882センサーを使った5000万画素のメインカメラと、800万画素の超広角カメラを搭載する。メインカメラは光学式手ぶれ補正に対応し、超広角カメラの画角は115度となる。

前面カメラは3200万画素で、前面と背面の双方で毎秒30フレームの4K動画を撮影できる。背面メインカメラでは光学式手ぶれ補正と電子式手ぶれ補正、前面カメラでは電子式手ぶれ補正を利用できる。

撮影機能として、写真から不要な被写体を除去する「AI Erase 2.0」、解像感を補う「AI UHD」、1倍と2倍を切り替えられるポートレート撮影、背景の光を強調するボケフレアなどを備える。一部のAI機能はネットワーク接続やVivoアカウントへのログインを必要とする。

■IP68・IP69と耐落下設計

本体背面とフレームにはプラスチックを使用し、カメラ部分にはアルミニウム製モジュールを採用する。カラーはロイヤルブロンズとシルバーグリーンの2色で、シルバーグリーンは端末の角度や光の当たり方によって色調が変化する仕上げとなっている。

防塵・防水性能はIP68とIP69に対応する。IP68について、Vivoは水深1.5mで最長30分の試験条件を示している。IP69は高温・高圧の噴流水に対する保護等級だが、これらは規定された試験環境での性能であり、あらゆる使用状況での無故障を保証するものではない。

端末は1.2mからの落下試験を含む耐久性評価も受けている。接続機能はWi-Fi 6、Bluetooth 5.4、USB Type-C 2.0、赤外線リモコン機能に対応する。ステレオスピーカーを搭載する一方、3.5mmイヤホン端子、microSDカードスロット、ワイヤレス充電には対応しない。

■Android 16ベースのOriginOS 6を搭載

OSにはAndroid 16をベースとしたOriginOS 6を採用する。Vivoは、3世代のAndroid OSアップグレードと、5年間のセキュリティアップデートを提供するとしている。

AI機能として、文章の要約や推敲を支援するAI Creation、リアルタイムの文字起こしや翻訳、要約を行うAI Captionsなどを用意する。このほか、PCとの画面共有やファイル連携に対応するVivo Office Kit、アプリやファイルを分けて管理できるPrivate Space、濡れた手での操作に対応するWet-Hand Touchを搭載する。

■価格は約5万8500円から

インドでの通常価格は、6GBメモリ・128GBストレージモデルが3万4999ルピー(約5万8500円)、8GB・128GBモデルが3万9999ルピー(約6万6900円)、8GB・256GBモデルが4万4999ルピー(約7万5200円)、12GB・256GBモデルが4万9999ルピー(約8万3600円)となる。円換算は1ドル159円として、発表時に示されたドル換算額を基にした概算である。

対象となるHDFC Bank、SBI、Axis Bankのカードを利用すると、上位モデルでは最大4000ルピー、最廉価モデルでは3500ルピーの即時割引を受けられる。割引適用後の最廉価モデルの実質価格は3万1499ルピーとなる。6か月の無金利分割払いも用意される。

販売は9月9日から、Flipkart、Vivo Indiaのオンラインストア、インド国内の提携小売店で始まる。大容量バッテリーと薄型設計を両立した点がT5 5Gの中核的な特徴であり、1.5K有機ELや防塵・防水性能も備える。一方、44W充電、LPDDR4Xメモリ、UFS 3.1ストレージ、USB 2.0といった構成から、最高性能よりも電池持ちと本体の薄さを優先した製品と位置付けられる。

元記事: Vivo T5 5G Debuts in India: Record Battery in Slim Body, With Caveats to Match

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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