Nothing OS 5.0ベータ公開、Essential SpaceがMCP対応へ 外部AIに選択データを共有

2026年8月27日 18:14

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記事提供元:Tech Times

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英Nothingは、Android 17をベースとする「Nothing OS 5.0」のオープンベータ版を、2026年8月26日にPhone (3)向けに提供開始した。新しいシステムフォントや透明なウィジェット、壁紙に応じた配色に加え、生成AI関連では「Essential Space」のModel Context Protocol(MCP)対応や、端末上でツールを作成できる「Essential Apps Builder」を盛り込む。

MCP対応はオープンベータ本体と同時には提供されず、Essential Spaceのアプリ更新として10月にGoogle Play経由で配信される予定だ。Nothingによると、ユーザーが選択した情報に、互換性のある外部AIツールから安全にアクセスできるようになる。連携する際は、共有対象となる情報や接続先を確認する必要がある。

■Phone (3)からオープンベータを開始

Nothing OS 5.0のオープンベータは、8月26日午前11時(英国夏時間、日本時間同日午後7時)にPhone (3)向けに始まった。ベータプログラムへの参加には「Nothing Beta Hub」を使用する。

Nothingは、ベータ版の利用によって端末の動作やデータに影響が生じ、状況によっては初期化が必要になる可能性があるとして、参加前のデータバックアップを推奨している。オープンベータへの新規参加を受け付ける期間は開始から7日間となる。

正式版はPhone (3)向けに10月中旬から提供され、その後、対応機種へ段階的に展開される予定だ。配信時期は開発やテスト、地域、通信事業者などの条件によって変更される可能性がある。

■透明なウィジェットと壁紙連動カラーを導入

Nothing OS 5.0では、タイポグラフィ、アイコン、余白、素材表現、アニメーションなど、システム全体のデザインが刷新された。ホーム画面には新しいアプリアイコンや透明なウィジェットが導入され、システムの配色は設定中の壁紙に応じて変化する。

システムフォントには「Geist」を採用した。Nothingは、設定画面やウィジェット、メニューなどで文字の読みやすさと表示の一貫性を高める狙いを挙げている。設定画面、ステータスバー、カメラ、Nothing Galleryについても、アイコンやレイアウト、アニメーションが見直された。

ロック画面には、新しい時計フェイス「Gooey」と「Micrographics」が加わる。Gooeyは大胆で遊び心のあるデザイン、Micrographicsは日付、天気、予定などをまとめて表示するハードウェア着想のデザインとなる。

ただし、刷新されたホーム画面とMicrographicsは開発中で、最初のオープンベータには含まれない。10月に始まる正式版の配信に合わせて提供される予定だ。

ホーム画面では、複数のアプリやウィジェットをまとめて移動できる一括編集機能も追加される。このほか、スマートフォンを置いていた時間を可視化する「Away Time」や、写真をステッカーとしてホーム画面に配置できる「Collector」も加わる。

■Essential SpaceがMCPに対応

生成AI関連で注目されるのが、情報保存・整理機能「Essential Space」のMCP対応だ。MCPはAnthropicが2024年11月に公開したオープン規格で、AIアプリケーションを外部のデータソースやツールに接続するための共通方式を定めている。

Nothing OS 5.0では、MCPに対応する外部AIツールが、Essential Space内でユーザーが選択した情報にアクセスできるようになる。MCP対応はOSのOTAアップデートとは別に、10月にGoogle Play経由で提供される予定だ。

Essential Spaceにはスクリーンショットやメモ、音声から取り込んだ情報などが保存されるため、外部AIツールとの接続時には共有範囲を確認することが重要になる。Nothingは対応する外部AIツールの具体的な一覧や、連携時の権限設定の詳細を現時点では公表していない。

Essential Spaceには「Smart Collections」も導入される。関連するキャプチャを自動的にまとめるほか、検索機能とキャプチャ操作も改善される。キャプチャ画面の再設計は、MCP対応とは別に11月から提供される予定だ。

■端末上でEssential Appsを作成

「Essential Apps Builder」では、必要な機能を自然言語で説明すると、コーディングせずにEssential Appsを作成し、ホーム画面から起動できるようになる。従来のクラウド中心の仕組みから、スマートフォン上で直接作成できる方式へと拡張された。

Essential Apps Builderは初期ベータ段階にあり、利用可能なユーザーを段階的に増やしている。対象端末で機能を利用できない場合は、ウェイトリストに登録できる。

初期段階では、位置情報を利用した表示、予定の確認、カウントダウン、連絡先へのショートカットといったウィジェットや小規模なツールを作成できる。カメラ、マイク、ネットワーク、通知、Bluetoothを利用する機能は今後の開発項目とされている。

音声記録機能「Essential Voice」では、発話中のテキストをリアルタイムで表示できるようになり、文字起こし後のノートや要約の整形も改善される。リアルタイム翻訳は2026年後半に提供される予定だ。

■Glyph機能を専用アプリに集約

背面の発光機構「Glyph Interface」に関する設定は、新しい「Glyph」アプリへ集約される。従来は複数の設定画面に分かれていた機能やサウンド、スケジュールなどを、1カ所から管理できるようになる。

新しい「Glyph Timer」ウィジェットを使うと、ホーム画面からカウントダウンを開始し、背面のGlyph Interfaceで残り時間を確認できる。

■Android 17の共有・操作機能も追加

Android 17の機能として、通知とクイック設定を別々の領域に分けるオプションが追加される。従来型の統合レイアウトも選択できる。

Quick ShareではQRコードを生成し、iPhoneなどの端末からWebリンクを通じてファイルを受け取れるようになる。受信側は専用アプリを追加する必要がない。

画面録画では操作用のフローティングコントロールが加わる。このほか、位置情報の権限設定、ステータスバーのLive Updates、立体的なデザインのNoto 3D Emoji、ダークテーマ、アシスタント用の音量調整、HDR表示なども更新される。

■動作性能とBluetooth操作を改善

Nothingは、アプリの起動、スクロール、タッチ応答、マルチタスクなどの動作を改善したとしている。メモリー管理も見直し、アプリを切り替えた際の不要な再読み込みを減らすという。

クイック設定のBluetooth操作も再設計され、周辺機器の検索や接続、切断を少ない操作で行えるようになる。アニメーションについても、操作方向を途中で変えた場合に、その入力へ素早く追従するよう調整されている。

■Nothing OS 5.0の配信予定

Phone (3)向け正式版は10月中旬に配信される予定だ。その後の現時点における予定は次の通りとなる。

・Phone (4a) Pro:9月上旬にオープンベータ、11月上旬に正式版
・Phone (4a)、Phone (3a)、Phone (3a) Pro:9月下旬にオープンベータ、11月上旬に正式版
・Phone (2a)、Phone (2a) Plus:10月中旬にオープンベータ、11月中旬に正式版
・Phone (3a) Lite:12月下旬に正式版、オープンベータなし
・Phone (4b):12月中旬にオープンベータ、2027年1月中旬に正式版
・CMF Phone 2 Pro:2027年1月中旬に正式版、オープンベータなし

Phone (1)、Phone (2)、CMF Phone 1はNothing OS 5.0の対象外となる。Nothingは、これらの機種が予定されていたメジャーOSアップデートの提供期間を終えたとしている。セキュリティアップデートは、各機種に設定されたサポート期間に従って提供される。

●Essential SpaceのMCP対応では、どの情報が外部AIに渡りますか?

Nothingは、MCPに対応する外部AIツールが、ユーザーの選択したEssential Space内の情報にアクセスできると説明しています。具体的な権限設定や対応AIツールの一覧は公表されていないため、10月の提供開始時に表示される共有範囲と接続先を確認する必要があります。

●MCP対応はオープンベータに含まれますか?

含まれません。MCP対応を含むEssential Spaceの更新は、2026年10月にGoogle Play経由で別途提供される予定です。

●Essential Apps Builderでは何を作れますか?

自然言語で必要な機能を説明し、位置情報を利用した表示、予定一覧、カウントダウン、連絡先ショートカットなどを作成できます。機能は初期ベータ段階で、利用対象者が段階的に拡大されています。

●正式版はいつ提供されますか?

Phone (3)向けには2026年10月中旬から提供される予定です。ほかの対応機種には2027年1月まで段階的に展開されますが、開発やテスト、地域、通信事業者などの条件によって時期が変更される可能性があります。

元記事: Nothing OS 5.0 Open Beta Goes Live: MCP Lets AI Tools Read Your Captures

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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