マンフロット、動画向け三脚「ONE Video」と新雲台「502X」を9月2日投入へ

2026年8月25日 22:52

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記事提供元:Tech Times

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マンフロット(Manfrotto)は、三脚システム「ONE」プラットフォームに、動画制作向けの「ONE Video Tripod」とフルード雲台「502X Fluid Video Head」を追加する。海外報道によると、両製品は2026年9月2日に投入され、9月11日からオランダ・アムステルダムで開催されるIBC 2026で展示される予定だ。

ONE Video Tripodは、水平調整機構とねじれに対する剛性を重視し、動画撮影向けに設計されたモデルだ。ONEシリーズで共通化されたクイックリリース機構「XCHANGE」に対応し、対応する雲台やアクセサリーを複数の撮影用サポート間で交換できる。

2026年8月25日時点では、日本における発売日、価格、販売方法は発表されていない。ONE Video Tripodの重量、最大耐荷重、最高使用時の高さなどの詳細仕様も明らかになっていない。

■写真と動画を支えるONEプラットフォーム

マンフロットのONEプラットフォームには、写真と動画の両方に対応する「ONE Hybrid」と、静止画撮影に特化した「ONE Photo」が用意されている。日本語の公式情報では、ONE Hybridはレベリング機能や90度センターポール、XCHANGE、脚を素早く展開するXTENDなどを備えたハイブリッドモデル、ONE Photoは写真撮影での精度や安定性を重視したモデルと位置付けられている。

ONE Hybridは2026年のiFデザインアワードも受賞した。写真と動画で異なる要求を一つの三脚にまとめ、工具を使わずに構成を変更できる点などが評価対象となっている。

今回のONE Video Tripodは、ONEプラットフォームの共通インターフェースを維持しながら、動画制作を主用途とする撮影者に向けた選択肢となる。海外報道では、ドキュメンタリー、インタビュー、広告制作、ライブイベントなど、カメラのパンやチルトを多用する現場が想定されている。

■動画撮影で重要になるねじれへの強さ

動画用三脚では、カメラを水平方向に動かすパン操作の際、雲台のドラッグ機構から三脚へねじる力が加わる。脚部がその力でわずかに変形すると、操作を止めた後に元の状態へ戻ろうとする動きが生じ、画面上では構図が小さく戻るように見えることがある。焦点距離の長いレンズでは、こうした微小な動きが映像に表れやすい。

ONEシリーズは円形ではない断面形状の脚を採用している。マンフロットは、この構造によって写真撮影で求められる安定性と、動画のパン操作で必要になるねじれへの抵抗を両立させるとしている。

ONE Video Tripodでは、この設計思想を動画用途に合わせて発展させ、ONE Hybridよりもねじれに対する剛性を高めたという。狙いは、パンの開始から停止までの動きを安定させ、撮影者が構図を止めたい位置で操作を終えやすくすることにある。

また、水平調整機構を本体に組み込むことで、地面に傾斜や凹凸がある場所でも、脚の長さを細かく調整することなくカメラの水平を合わせやすくする。撮影位置を頻繁に変更するドキュメンタリーやイベント収録では、セットアップ時間の短縮につながる機能となる。

■雲台やアクセサリーを交換するXCHANGE

ONE Photo、ONE Hybrid、ONE Videoでは、マンフロット独自のクイックリリース機構「XCHANGE」が共通インターフェースとして使われる。

XCHANGEは、対応する雲台やプレートをベース部分へ載せ、回転させて固定する仕組みだ。雲台を三脚へ直接ねじ込む方式と比べ、撮影構成を変更する際の着脱操作を簡略化できる。ONEシリーズのほか、XCHANGEベースを備えたサポート機材の間で、対応する雲台やアクセサリーを移動させることも想定されている。

標準的な3/8インチネジを備えたXCHANGEプレートを取り付ければ、XCHANGE専用品ではない雲台やスライダーもシステムへ組み込める。既存機材をすべて対応製品へ置き換えるのではなく、プレートを介して共通の着脱方式を利用できる点が特徴だ。

XCHANGE自体はマンフロット独自の規格である。一方、標準ネジに対応するプレートやベースを利用できるため、一般的な取り付け規格を採用した雲台やサポート機材との接続手段も残されている。

■新しい502Xフルード雲台も投入

ONE Video Tripodと同時に登場する502X Fluid Video Headは、マンフロットの動画向け雲台製品に加わる新モデルだ。海外の放送機器業界メディアは、商業撮影、ドキュメンタリー、インタビュー、ライブイベントなど、幅広い動画制作環境を想定した製品と伝えている。

フルード雲台は、内部の抵抗機構を利用してカメラの急激な動きを抑え、パンやチルトの速度を滑らかに制御するための機材だ。静止画用の自由雲台とは異なり、移動中の画角をそのまま映像として記録する用途を重視している。

502XはXCHANGEに対応し、ONE Video Tripodをはじめとする対応ベースへ装着できる。これにより、同じ雲台を三脚やスライダーなどの間で交換するワークフローを構築できる。

パンとチルトの調整範囲、カウンターバランス方式、最大耐荷重など、502Xの詳細仕様は2026年8月25日時点で確認できない。ONE Video Tripodと502Xの価格についても発表されていない。

■IBC 2026でONEの3モデルを展示

IBC 2026は、2026年9月11日から14日まで、オランダ・アムステルダムのRAI Amsterdamで開催される。放送、映像制作、配信、メディア技術に関する企業や専門家が集まる国際展示会だ。

マンフロットは会場のStand 13.A05に出展し、ONE Photo、ONE Hybrid、ONE Videoの3モデルと502X Fluid Video Headを展示する予定だ。来場者は、写真専用、写真・動画兼用、動画専用という各モデルの違いや、XCHANGEを使った機材交換を同じ会場で比較できる。

海外報道で示された9月2日の投入予定日は、IBC 2026の開幕より9日前に当たる。ただし、展示される個体の量産状態や、各地域で実際に購入できる時期については、現時点の発表だけでは判断できない。

■既存のXCHANGEユーザーへの影響

すでにONE HybridやONE Photo、XCHANGE対応アクセサリーを使用している撮影者にとって、ONE Video Tripodの追加は、共通インターフェースを維持したまま動画向けの脚部を選べるようになることを意味する。

対応プレートを取り付けた既存の雲台やアクセサリーは、新しい三脚でも利用できる見込みだ。500X Fluid Video Headなど、すでにXCHANGEへ対応している製品についても、共通ベースを通じた交換が想定される。

写真、ハイブリッド撮影、動画制作で同じ着脱方式を使えることは、複数の雲台やサポート機材を運用する撮影チームにとって、セットアップを標準化する手段になる。ONE Video Tripodの実用性を判断するうえでは、今後発表される耐荷重、自重、高さ、雲台の調整機能、価格、日本での販売条件が重要になる。

■注目ポイントQ&A

●ONE Video Tripodと502Xは日本でも9月2日に発売されますか?

2026年8月25日時点では、日本での発売日、価格、販売方法は発表されていません。9月2日は海外報道で示された投入予定日であり、日本で同日発売されるかどうかは確認できません。

●XCHANGEでは他社製の雲台も使えますか?

標準的な3/8インチネジを備えたXCHANGEプレートを取り付けることで、対応する一般的な雲台やスライダーをXCHANGEベースへ装着できます。機材側の取り付け規格や安全な最大荷重は、各製品の仕様を確認する必要があります。

●動画用三脚でねじれ剛性が重視されるのはなぜですか?

パン操作では、雲台の抵抗によって三脚にねじる力が加わります。脚部が変形すると、操作を止めた後に構図がわずかに戻る動きが生じることがあります。ねじれに強い脚部は、この動きを抑え、パンを狙った位置で止めやすくするうえで役立ちます。

●ONE Video Tripodと502Xの価格や耐荷重は発表されていますか?

2026年8月25日時点では、両製品の価格は発表されていません。ONE Video Tripodの重量、最大耐荷重、最高使用時の高さや、502Xの最大耐荷重などの詳細仕様も確認できません。

●XCHANGEはマンフロット独自の規格ですか?

マンフロット独自のクイックリリース方式です。一方、標準的な3/8インチネジに対応するプレートやベースを利用することで、一般的な取り付け規格を持つ雲台やサポート機材を組み込めます。

元記事: Manfrotto ONE Video Tripod Launches September 2, Completing XCHANGE Platform for Amsterdam

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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