半導体売上高が約1年ぶりに増加、需要回復の兆し

2024年1月16日 17:14

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記事提供元:スラド

 2023年11月、世界の半導体売上高が1年余りぶりに増加したそうだ。米半導体工業会(SIA)によると、11月の世界半導体売上高は480億ドル(約7兆円)で前年同月比5.3%増加した。月比では2.9%増と、10月よりも緩やかな伸びとなった。こうした増加は、人工知能(AI)などの新技術による需要の回復を示すものとされている。11月の世界半導体売上高の成長をけん引したのは中国で、前年同月比7.6%増加。米州は3.5%増、欧州は5.6%増だったが日本は2.8%減少した(Bloomberg 日経新聞EE Times Japan)。

ほかの指標でも同様の傾向を見せている。半導体の国際団体であるSEMIは、2024年の製造装置の世界売上高が2年ぶりに増加し、23年比で4%増の1053億ドル(約15兆3000億円)になると予測。25年には1240億ドルに達し、22年を上回る見通しとしている。

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