増える「店頭受け取り」需要、東急も導入へ

2016年12月16日 08:47

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記事提供元:エコノミックニュース

株式会社ジャストシステムが発表した「ネットショッピング実態調査」によるとECサイトで購入した商品をコンビニや配送会社の営業所などで店頭受取した経験がある人は32.9%。自宅以外でも荷物を受け取ることができるサービスは需要が高まってきているといえるだろう。

株式会社ジャストシステムが発表した「ネットショッピング実態調査」によるとECサイトで購入した商品をコンビニや配送会社の営業所などで店頭受取した経験がある人は32.9%。自宅以外でも荷物を受け取ることができるサービスは需要が高まってきているといえるだろう。[写真拡大]

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 東京急行電鉄<9005>と東急ストアが、東急ストアネットスーパーの商品をたまプラーザ駅周辺の東急グループ各施設で受け取ることができるサービスを開始した。今年1月から東横線綱島駅に「ネットスーパー受け取り用冷蔵ロッカー」を設置していることに続く取り組み。生活動線上で商品を受け取ることができるようになることで、日常の生活をより便利で快適にすることが目的。それによって沿線の価値を向上させ「住みたい沿線日本一」の実現を目指している。

 今回新たに受け取り場所として加わるのは、たまプラーザ駅北口バスターミナルの「ネットスーパー受け取り用冷蔵ロッカー」と「たまプラーザテラスインフォメーション」、「イッツコムスポットたまプラーザテラス」などだ。系列の学童保育やスポーツクラブ、デイサービスを利用している人はこれらの施設でも商品を受け取れる。

 ECサイトなどで購入した商品を自宅以外で受け取れるサービスはここ数年で増えている。宅配便の不在再配達率は全体の約2割。消費者のライフスタイルの変化により高い割合が続いており、人手不足の物流業界にとっては頭の痛い問題となっている。走行距離の増加による排気ガスやコストの問題もある。自宅外での荷物受け取りサービスはこのような業者の労力を抑えるだけでなく、消費者にとっても自宅で荷物を待つストレスから解消されるというメリットもある。

 代表的なサービスは大手ECサイト「amazon」のコンビニ受け取りサービスだ。Amazon.co.jp が発送する商品のみローソン<2651>、ファミリーマート<8028>、ミニストップ<9946>、ヤマト運輸<9064>営業所の店頭で受け取ることができる。楽天市場<4755>もローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス<3337>、ミニストップ<9946>で受け取ることができる。こちらも出店しているショップによってサービスが利用できるかは異なる。楽天市場は日本郵便<6178>と連携してゆうパック受け取りロッカーサービス「はこぽす」も展開。現在、都内25カ所の郵便局と京王井の頭線沿いの6カ所の駅で荷物を受け取ることができる。

 「駅受け取り」の需要は高く、JR西日本<9021>は日本郵便・ヤマト運輸の両社と連携して宅配荷物受け取り用の専用ロッカーを神戸線の芦屋駅や大阪環状線の桜ノ宮駅など管内7駅の構内に設置している。JR総武本線の幕張駅でもヤマト運輸はとのネオポストグループ(フランス)との合弁会社が宅配受取ロッカー「PUDOステーション」が導入されている。東京や神奈川などでも同様のサービスが拡大される予定だ。 (編集担当:久保田雄城)

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