柏の葉スマートシティの中核街区が7月8日オープン 三井不動産

2014年6月5日 18:21

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「ゲートスクエア」周辺の空撮写真(三井不動産の発表資料より)

「ゲートスクエア」周辺の空撮写真(三井不動産の発表資料より)[写真拡大]

 三井不動産は5日、千葉県柏市の柏の葉エリアで開発を進めている「柏の葉スマートシティ」の駅前中核街区「ゲートスクエア」を7月8日にオープンすると発表した。「ゲートスクエア」は、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」周辺地域に立地し、「柏の葉スマートシティ」の玄関口に当たる。

 「柏の葉スマートシティ」は、公共施設や商店街などの民間施設、さらに大学などの教育施設が連携して、健康や環境との共生、新産業の創造などをめざす課題解決型の街づくりとされている。

 今回オープンする「ゲートスクエア」は、「柏の葉スマートシティ」の中核エリアとして、さまざまな施設やサービスが集積する地区となる。健康関連施設としては、病気の治療だけでなく、予防を目指した疾病予防型の健康サービス専門店街、また、環境との共生では、太陽光発電などの再生可能エネルギーや蓄電地システムを利用したスマートグリッド(エネルギーネットワークシステム)の導入、ITC(情報通信技術)を活用してエネルギーの「見える化」と省エネ・節電を図るサービス、電気自動車など人と地域にやさしい次世代交通シェアシステムの導入、などが予定されている。

 新産業の創造では、街を訪れるさまざまな人々に利用してもらう、ホテル、レジデンス(居住施設)の提供や、研究者・留学生のための国際交流住宅、知的交流によって新産業を生み出すイノベーションオフィスやカンファレンスセンター(会議、イベント施設)などが設置される。

 柏の葉エリアは、柏市が都市計画に基づき2000年より約273haの区画整理事業を進めている地域で、東京大学、千葉大学のキャンパス開設をはじめ、つくばエクスプレスの開通など、同地域の利便性は近年、大幅に高まっている。三井不動産は、同地域における街づくりの計画段階から参画し、さまざま事業を展開している。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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