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円高進行嫌気の売りに加え、中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動き強まる【クロージング】
*16:38JST 円高進行嫌気の売りに加え、中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動き強まる【クロージング】
8日の日経平均は3日ぶりに大幅反落。1130.51円安の65269.33円(出来高概算21億株)で取引を終えた。前日の米国市場はレイバー・デーで休場となるなか、前日の大幅高の反動から利益確定売りが広がったほか、円高進行を嫌気した輸出関連株売りも加わり、日経平均は反落スタート。取引開始直後には65763.11円まで値を下げた。ただ、朝安のソフトバンクG<9984>やアドバンテス<6857>、キオクシアHD<285A>といった主力株がプラスに転じたことなどが相場を支え、日経平均は前場中盤に向けて上昇に転じ、66791.84円まで上値を伸ばした。その後は、米物価統計の発表を前に様子見姿勢が強まったものの、後場に出た「サウジ南部で複数のエネルギー施設が攻撃を受けた」旨のメディア報道も嫌気されたとみられ、リスク回避の売りが強まり、日経平均は安値引けとなった。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、情報通信、石油石炭、鉱業、陸運など9業種が上昇。一方、ガラス土石、輸送用機器、電気機器、機械など24業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、ソフトバンクG、ニトリHD<9843>、KDDI<9433>、コナミG<9766>が概ね堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス、TDK<6762>、イビデン<4062>が軟調だった。
米国市場が休場で手掛かり材料に欠けるなか、日経平均は前日に1300円超上昇したこともあり、朝方は主力株中心に利食い売りが先行して始まった。また、円相場も一時1ドル=152円台へと円高が進み、輸出企業の業績悪化を警戒した売りが出た。ただ、東京市場とほぼ同時に始まっている韓国市場で総合株価指数(KOSPI)がじり高歩調をたどっていたほか、時間外取引のナスダック100先物も堅調に推移していたため、半導体・AI関連株の一角に買いが入ったことも相場を支え、日経平均は前場中盤には400円近く上昇する場面もあった。ただし、最終的にはリスク回避の流れで日経平均の下げ幅は1100円を超えた。
他のネガティブ材料もあった可能性はあるが、10日の米生産者物価指数(PPI)、11日の米消費者物価指数(CPI)の内容を確認したい相場状況の中で、中東情勢に関する報道が出て、結果的に持ち高調整の動きが強まった形とみられる。本質的に弱気に傾いただけではないにせよ、目先は中東情勢、為替、金利動向など外部環境をにらみながらの展開が続かざる得ないだろう。《CS》
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