Sonos「Beam Ultra」「Ace Ultra」発表、ChatGPT連携の新基盤も 日本価格は6万9800円から

2026年9月3日 18:04

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記事提供元:Tech Times

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Sonosは9月2日、新型サウンドバー「Sonos Beam Ultra」とオーバーイヤー型ヘッドフォン「Sonos Ace Ultra」を発表した。日本ではBeam Ultraを9万9800円、Ace Ultraを6万9800円で販売する。

あわせて、オーディオ・オペレーティングシステムの最新版「Sonos 27」も発表された。Model Context Protocol(MCP)を通じてChatGPTなどの外部AIアシスタントからSonosシステムを操作できる「Sonos 27mcp」を先行アクセスとして提供する。

■Beam Ultraは上向きドライバーを搭載

Beam Ultraは、コンパクトな筐体に9基のカスタムドライバーを搭載したミドルサイズのサウンドバーである。このうち2基は天井方向へ音を放つ上向き専用ドライバーで、Sonosは7.1.2chのDolby Atmosに対応すると説明している。

従来の「Sonos Beam(Gen 2)」は専用の上向きドライバーを備えていなかった。Beam Ultraではハイト方向を担うドライバーを追加し、天井からの音の反射を利用して、高さを含む音場を表現する。

再設計したセンターチャネルにより、セリフの明瞭度も高めたという。聞き取りやすさを4段階で調整できる「AIスピーチエンハンスメント」と、夜間の視聴時に大きな音と小さな音の差を抑える「ナイトサウンド」を備える。

接続方式はWi-Fi、Bluetooth、HDMI eARCに対応する。部屋の音響特性に合わせてサウンドを調整するTrueplayのほか、低音を補うSonos Subや、対応スピーカーを使ったリアサラウンドによるシステム拡張も可能である。

日本での価格は9万9800円。9月25日に先行予約を開始し、10月9日に発売する予定だ。米国価格は699ドルで、現地では9月29日に一般販売が始まる。

■ポータブルスピーカーをリアサラウンドに

Sonos 27には、対応するポータブルスピーカーを一時的にリアサラウンドとして利用する「Portable Surrounds」が加わる。「Sonos Move 2」または「Sonos Play」を所定の位置へ移動すると、配置を認識してホームシアターシステムに接続する仕組みだ。

この機能には、Sonos製品が互いの位置や周囲の状況を把握し、役割を切り替えるためのシステム機能「Sonos Fabric」が使われる。「Sonos Positioning Technology」が高周波音を利用してスピーカーの位置を検出し、リアサラウンドとして設定する。

映画などの視聴を終えた後は、ポータブルスピーカーを元の場所へ戻し、通常のスピーカーとして再び利用できる。Portable Surroundsは9月8日から、Move 2とSonos Playの利用者向けに提供を開始する。

発表会でデモを体験したEngadgetは、Playをリアスピーカーとして加えると、音の移動が明確になり、全体的な没入感が大きく向上したと評価した。一方、上向きドライバーを含むBeam Ultra単体の表現力については、実際の居室での評価を待つ必要があるとしている。

■Ace UltraをSonosシステムへ直接接続

Sonos Ace Ultraは、Sonosが設計した40mmドライバーと、10基のマイクを利用するアダプティブ・アクティブノイズキャンセリングを搭載したプレミアムヘッドフォンである。ANCをオンにした状態で最大35時間のバッテリー駆動に対応する。

USB-Cと3.5mm端子による有線接続にも対応する。さらに、装着状態に応じて音を調整するアダプティブEQを備える。

中核となる新機能が、専用ハードウェア「Headphone Engine 2」によるヘッドフォンリンキングである。Ace UltraをSonosシステムへ直接接続し、スピーカーで再生している音をボタン操作でヘッドフォンへ移せる。もう一度操作すると、近くのスピーカーへ音を戻すことができ、スマートフォンが近くになくても利用できる。

ヘッドフォンリンキングはAce Ultra専用の先行アクセス機能として、米国での一般販売と同じ9月29日に提供を開始する。利用には、同じSonosシステム内にAce Ultra以外の対応スピーカーが少なくとも1台必要になる。

従来のSonos Aceも対応サウンドバーからテレビ音声を受け取る機能を備えていたが、Ace Ultraでは連携対象をSonosシステム内で再生される音へ広げる。単体のワイヤレスヘッドフォンとしてだけでなく、家庭内のSonosシステムと音を行き来させられる点が製品の主要な特徴となる。

日本での価格は6万9800円。10月16日に先行予約を開始し、10月30日から全国の提携店舗とオンライン店舗で販売する予定だ。米国価格は449ドルで、9月29日に一般販売を開始する。

■ChatGPTなどとつながる「Sonos 27mcp」

新たに発表されたSonos 27は、Sonosのスピーカー、ヘッドフォン、音楽サービス、部屋ごとの再生環境を一つのシステムとして扱うオーディオ・オペレーティングシステムの最新版である。

その新機能となるSonos 27mcpは、Anthropicが公開したオープン規格「Model Context Protocol」を採用する。MCPは、AIアプリケーションと外部のデータや機能を共通の方式で接続するためのプロトコルである。

Sonos 27mcpを通じて、対応する外部AIアシスタントからSonosシステムを操作できる。例えば、ChatGPTとの会話中に特定の部屋で音楽を再生したり、音量を変えたり、再生場所を別の部屋へ移したりする使い方が想定されている。

Sonosは外部AIとの連携例としてChatGPTを正式に挙げている。発表会のデモではChatGPTとClaudeから、音楽再生、音量調整、部屋間での再生移動などを自然言語で操作する様子も披露された。

Sonos 27mcpは9月8日に先行アクセスとして提供を開始する。Sonos 27自体はすべてのSonos S2対応製品へソフトウェアアップデートとして展開されるが、利用できる機能は製品によって異なる。

MCPを採用したことで、Sonosは一つのAIサービスに限定せず、同じプロトコルに対応する複数のアシスタントやエージェントと接続できる基盤を目指す。現段階で中心となるのは、利用者が明示的に指示した再生や音量操作などを実行する、自然言語による操作インターフェースである。

■独自の音声アシスタントとカスタムエージェントも

Sonos 27には、音楽や気分に応じた選曲に重点を置く独自の音声アシスタント「Sonos 27voice」も含まれる。曲名を正確に指定しなくても、アーティスト、楽曲の特徴、ライブ盤やカバー版といった条件から目的の音楽を探す使い方を想定している。

さらにSonosは、利用者がモデル、音声、ペルソナを選んで独自のエージェントを作成できる「Sonos Custom Agents」を予告した。発表時点ではプレビュー段階で、一般向けのテスト提供は始まっていない。

Sonos 27のアプリではナビゲーションも更新する。新しいアプリ画面とSonos 27mcpは9月8日から順次提供される。

■既存顧客との接点拡大を目指す

Sonosは現在、世界60カ国以上の1700万世帯超で利用されている。新製品とSonos 27は、個々の機器を販売するだけでなく、家庭内にある複数のSonos製品を一つのシステムとして連携させる戦略を反映している。

同社は2024年5月に刷新したアプリを巡り、従来機能の欠落や動作上の問題に直面した。その後はアプリの改善と機能復旧を進め、2025年にはトム・コンラッドが最高経営責任者に就任した。

2026年度第3四半期の売上高は前年同期比9%増の3億7500万ドル、調整後EBITDAは24%増の4400万ドルだった。Sonosは、売上高と調整後EBITDAがいずれも会社予想の上限付近に達したとしている。

Beam Ultraはホームシアターの中心となるサウンドバーを更新し、Ace Ultraは家庭内のスピーカーとヘッドフォンの間で音を移動できるようにする。Sonos 27mcpは、これらを利用者が選んだAIアシスタントから操作するための接点となる。

3製品・機能に共通するのは、スピーカーやヘッドフォンを単体で完結させず、部屋、再生機器、音楽サービス、操作手段を一つのSonosシステムとして結び付ける考え方である。音響性能に加え、既存製品との連携やソフトウェアの安定性が、今後の評価を左右することになりそうだ。

元記事: Sonos Launches Beam Ultra and Ace Ultra With MCP: ChatGPT Can Now Control Your Speakers

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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