「Home Widget - for HomeKit」が大型更新、複数カメラの一括表示や温度調整に対応

2026年9月2日 00:10

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記事提供元:Tech Times

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Appleの「ホーム」アプリに登録した機器をウィジェットから操作できるアプリ「Home Widget - for HomeKit」のバージョン1.10.1が公開された。複数のカメラをまとめて確認できる「Camera Mosaic」をはじめ、サーモスタットの設定温度変更、部屋単位の照明操作、Matter対応マルチセンサーの表示強化などが盛り込まれている。

ロック画面やホーム画面から利用できる機能が増えたことで、機器ごとの画面を開く手間を減らし、日常的なホームコントロールをより少ない操作で行えるようになった。日本語を含む11言語の追加にも対応している。

■複数のカメラをまとめて開く「Camera Mosaic」

バージョン1.10.1の主な追加機能が、複数のカメラを一覧表示する「Camera Mosaic」だ。ウィジェットのボタンをタップすると、Appleの「ホーム」アプリに登録されたカメラの映像がグリッド形式で開く。表示するカメラは選択でき、個別の映像を拡大して確認することも可能だ。

Camera Mosaicは、ホーム画面とロック画面のウィジェットに加え、コントロールセンターからも起動できる。個別のカメラをコントロールセンターから直接開く設定にも対応する。

ウィジェット上に複数のライブ映像が常時表示される仕組みではなく、ウィジェットやコントロールセンターのボタンからアプリ内のカメラ画面を素早く開く機能となる。玄関や室内など複数のカメラを確認したい場合に、カメラごとに画面をたどる操作を減らせる。

■ウィジェットからサーモスタットの設定温度を変更

サーモスタットでは、現在の温度を確認するだけでなく、ウィジェットから設定温度を変更できるようになった。ホーム画面やロック画面に配置したウィジェットから温度を調整できるため、アプリ内で対象機器を探して操作する手間を省ける。

こうしたウィジェット上の操作には、アプリの機能をウィジェットやコントロールなどのシステム領域から呼び出せるAppleの「App Intents」が利用される。ボタンや切り替え操作にアプリ側の処理を関連付けることで、アプリのメイン画面を開かずに機器を操作できる。

一方、ウィジェットに表示される温度や機器の状態は、常時監視によって更新されるものではない。WidgetKitでは、アプリが用意した情報を基に、OSが適切と判断したタイミングでウィジェットの表示を更新する。このため、別の端末やアプリから機器を操作した直後には、ウィジェット上の表示が実際の状態に追い付くまで時間がかかる場合がある。

■部屋単位で照明をまとめて操作

照明には、部屋単位の操作が追加された。1つのウィジェットボタンから、指定した部屋にある複数の照明をまとめてオンまたはオフにしたり、明るさや色を変更したりできる。

あらかじめ決めた照明状態を呼び出す「シーン」とは異なり、その場で部屋全体の照明をまとめて調整したい場合に利用できる。来客時に照明を一斉に点灯する、映画を見る前に部屋全体を暗くするなど、複数の機器に同じ操作を行う場面で操作手順を短縮できる。

カメラや照明などの対象機器は、あらかじめAppleの「ホーム」アプリに追加しておく必要がある。Home Widgetは、同アプリに登録されたアクセサリ、シーン、グループ、センサー、カメラなどをウィジェットに配置して利用する仕組みだ。

■Matter対応マルチセンサーの表示を拡充

Matter対応のマルチセンサーについては、1台の機器が提供する複数の測定値を表示できるようになった。アップデート情報では、温度、湿度、二酸化炭素濃度、粒子状物質などが例として挙げられている。実際に表示される項目は、それぞれの機器が備えるセンサーと、Appleの「ホーム」アプリを通じて取得できる情報によって異なる。

Matterでは、2023年に公開されたバージョン1.2で、空気質センサーを含む新しい機器カテゴリーが追加された。複数の環境情報を扱うアクセサリが提供する測定値を、Home Widgetのパネル上でまとめて確認しやすくする機能となる。

■iOS 26向けデザインと表示設定を追加

ウィジェットの外観には、「Clear」「Tinted」「Liquid Glass」の表示設定が追加された。Liquid Glassは、Appleが2025年に発表したソフトウェアデザインで、半透明の素材表現や周囲のコンテンツに応じた視覚効果を特徴とする。iOS 26やiPadOS 26、macOS Tahoe 26、watchOS 26など、Appleの各プラットフォームで採用されている。

今回の更新では、iOS 26のホーム画面に合わせた透明背景の調整や、ダーク表示時の壁紙との調和、ロック画面パネルの改善も行われた。項目をアイコンなしの文字だけで表示する設定や、項目の下に状態、部屋名、または何も表示しない設定も選べる。

選択したアクセサリ用アイコンを記憶し、次に項目を追加するときの候補として表示する機能も加わった。アイコンの設定はiCloudを通じて対応端末間で同期される。

■Apple Watchと11の追加言語に対応

カメラ映像の拡大機能は、iPhoneおよびiPadに加えてApple Watchでも利用できる。アプリのパネルはiCloud経由で対応端末間に同期でき、Apple Watchからも登録した機器やシーンへアクセスできる。

言語面では、日本語、ポルトガル語(ブラジル)、簡体字中国語、韓国語、繁体字中国語、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語(ブークモール)、フィンランド語、トルコ語、ロシア語が追加された。既存の翻訳も見直され、用語がAppleの「ホーム」アプリに合わせて調整されている。

このほか、アプリのクラッシュや画面が反応しなくなる問題など、安定性に関する修正も実施された。

■基本利用は無料、日本では買い切りプランも用意

「Home Widget - for HomeKit」は日本のApp Storeから無料でダウンロードでき、一部の機能には「Home Widget Premium」が必要となる。日本のApp Storeでは、月額50円、年額550円のサブスクリプションに加え、2000円の買い切りライセンスが表示されている。

対応環境は、iPhoneがiOS 17.0以降、iPadがiPadOS 17.0以降、Apple WatchがwatchOS 10.0以降となる。Appleシリコン搭載MacやApple Visionにも対応している。

カメラ、サーモスタット、照明、センサーを一つのウィジェット環境にまとめられる今回の更新は、すでにAppleの「ホーム」アプリでスマートホーム機器を管理している利用者にとって、普段の操作を短縮する選択肢となる。特にCamera Mosaicと部屋単位の照明操作は、複数の機器へ素早くアクセスしたい場面で実用性の高い機能だ。

元記事: Home Widget for HomeKit Adds Camera Mosaic and Thermostat Dials to Your Lock Screen

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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