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ソニーの新型「Xperia 10 VIII」、イヤホン端子とmicroSDを継承 欧州価格は33%上昇

(Sony.com)[写真拡大]
ソニーは2026年8月25日、ミドルレンジの新型スマートフォン「Xperia 10 VIII」を発表した。日本では9月中旬以降の発売を予定しているが、価格や販売事業者などの詳細は発表していない。欧州価格は599ユーロで、前モデルからプロセッサやカメラ、バッテリー容量を引き継ぐ一方、ディスプレイの最大輝度やスピーカー性能を高めた。
■日本では9月中旬以降発売、価格は未発表
Xperia 10 VIIIは、日本を含む各地域で9月中旬以降に順次発売される予定だ。日本向けモデルは、おサイフケータイや3.5mmオーディオジャック、最大2TBのmicroSDXCカードに対応する。国内価格や取り扱い事業者、SIMフリーモデルの販売方法は、2026年8月26日時点で発表されていない。
欧州価格は599ユーロ、英国価格は549ポンドで、9月中旬から下旬にかけて発売される予定だ。原文に示された米ドル換算額を基に1ドル159円で換算すると、それぞれ約11万1,000円、約11万9,000円に相当する。ただし、日本での実売価格を示すものではない。
前モデルXperia 10 VIIの欧州発売価格は449ユーロだったため、Xperia 10 VIIIは約33%高い。Xperia 10 VIの399ユーロから見ると、同シリーズの欧州発売価格は2世代の間に約50%上昇したことになる。
■最大輝度を約50%向上、スピーカーも刷新
Xperia 10 VIIIは、約6.1インチのフルHD+有機ELディスプレイを搭載する。最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、前モデルと比べて最大輝度を約50%向上させたとソニーは説明している。周囲の明るさに応じて表示色を自動調整し、屋外で地図や動画などを見やすくする。
ソニーは最大輝度の絶対値を公表していないため、他社製品との明るさの比較には第三者による実測が必要となる。Google Pixel 10aは、最大2,000nitのHDR輝度と最大3,000nitのピーク輝度を公称しており、Xperia 10 VIIIとは公表方法が異なる。
前面ステレオスピーカーは構成と音質チューニングを刷新した。ソニーによると、Xperia 10 VIIと比べて全体の音圧が約15%、低域の音圧が30%以上向上している。
3.5mmオーディオジャックも引き続き搭載する。ハイレゾ音源の再生に対応し、有線ヘッドホンやイヤホンを変換アダプターなしで利用できる。
■Snapdragon 6 Gen 3と主要カメラを継承
プロセッサには、Xperia 10 VIIと同じSnapdragon 6 Gen 3を採用した。メモリは8GB、内蔵ストレージは128GBで、ストレージの一部を利用する最大6GBの仮想メモリにも対応する。microSDXCカードによる容量拡張は最大2TBまで可能だ。
プロセッサを刷新していないため、前モデルから大幅な処理性能の向上は見込みにくい。一方、ソニーはSnapdragon 6 Gen 3と8GBのメモリにより、動画視聴やブラウジング、ゲーム、複数アプリの切り替えを快適に利用できるとしている。
バッテリー容量も前モデルと同じ5,000mAhで、公称駆動時間は最長2日間だ。この数値は、インターネット閲覧や動画視聴、ゲームなどを1日当たり計360分利用し、待機時間を1,080分とするソニー独自の試験条件に基づく。実際の駆動時間は使用方法や通信環境によって変わる。
バッテリーは、4年間使っても劣化しにくい長寿命設計をうたう。これは同種のバッテリーに充放電を繰り返すシミュレーションを実施した結果に基づくもので、実際の寿命は利用状況によって異なる。
■2つのレンズで3つの画角に対応
背面カメラは、約5,000万画素の広角カメラと約1,300万画素の超広角カメラで構成される。広角カメラには1/1.56型のExmor RS for mobileセンサーを採用し、光学式手ぶれ補正に対応する。前面カメラは約800万画素だ。
広角カメラは24mm相当の標準画角に加え、センサーの中央部分を利用した48mm相当の光学2倍相当ズームに対応する。16mm相当の超広角を含め、2つのレンズで3つの画角を使い分けられる。
本体側面には「即撮りボタン」を備える。画面消灯中でもボタンを長押ししてカメラを起動できるため、ロックを解除して画面上のアイコンを探す操作を省ける。撮影時には画面上のシャッターボタンなどを使用する。
■決済アプリを呼び出す「Point & Payメニュー」
新機能として「Point & Payメニュー」を搭載した。電源ボタンを2度押しすると、登録した決済アプリやポイントアプリを一覧表示し、レジで使うアプリへ素早くアクセスできる。
日本向けモデルはおサイフケータイにも対応する。Point & Payメニューは、NFCによる非接触決済そのものを置き換える機能ではなく、複数の決済・ポイントアプリを呼び出しやすくするショートカットとして位置付けられている。
Googleの「かこって検索」やGemini、GoogleフォトのAI編集機能も利用できる。機能の提供状況は、利用するアカウントや言語、地域、通信環境などによって異なる場合がある。
■小型軽量ボディにイヤホン端子とmicroSDを搭載
本体サイズは約153×72×8.3mm、重量は約168gで、約6.1インチの画面を搭載するスマートフォンとして比較的小型軽量にまとめられている。大画面化が進むなか、片手で扱いやすいサイズを求める利用者にとって特徴的な選択肢となる。
背面には透明素材とマットクリアコートを組み合わせた「Translucent Layer」デザインを採用した。日本での本体色は、フロストグレー、フローズンホワイト、ミスティライラックの3色となる。
防水性能はIPX5/IPX8、防塵性能はIP6Xに対応する。常温の水道水を満たした水深1.5mの水槽に約30分間沈める試験条件などを満たしているが、海水やプール、温泉での使用は対象外だ。
同価格帯では、イヤホン端子やmicroSDスロットを搭載しないスマートフォンも多い。Xperia 10 VIIIは、小型の本体、防水・防塵性能、有線オーディオ、拡張ストレージを組み合わせている点が主な差別化要素となる。
■OS更新は最大4回、セキュリティ更新は最長6年間
Xperia 10 VIIIはAndroid 16を搭載し、最大4回のOSバージョンアップと最長6年間のセキュリティアップデートに対応する。年1回のAndroidメジャー更新が続き、すべての更新が提供された場合は、Android 20までが対象となる計算だ。
Google Pixel 10aは、OS、セキュリティ、Pixel Dropのアップデートを7年間提供する。Samsung Galaxy A56 5Gの一般向けモデルは、OSとセキュリティの更新を6年間提供しており、Xperia 10 VIIIのサポート期間は同クラスの主要製品と比べて突出して長いわけではないものの、長期利用を考えるうえで一定の安心材料となる。
■欧州599ユーロの価格をどう見るか
Xperia 10 VIIIの主な改良点は、最大輝度を約50%高めたディスプレイ、音圧と音質を向上させたスピーカー、最大6GBの仮想メモリ、Point & Payメニュー、背面デザインなどだ。プロセッサ、物理メモリ容量、内蔵ストレージ、バッテリー容量、主要なカメラ構成、本体サイズと重量は前モデルを引き継いでいる。
欧州での価格は前モデルより150ユーロ高い。処理性能やカメラ構成の大幅な更新を求める利用者にとっては、価格上昇に見合うかを慎重に判断する必要がある。一方、3.5mmオーディオジャック、microSD、比較的小型の本体、防水・防塵性能を同時に必要とする利用者には、引き続き特徴の明確な製品となる。
日本では価格と販売方法がまだ発表されていないため、国内での競争力は今後示される販売条件によって変わる。前モデルとの価格差や取り扱い事業者の購入プログラムも、製品選びの重要な判断材料になりそうだ。
■注目ポイントQ&A
●Xperia 10 VIIIとXperia 10 VIIの主な違いは何ですか?
ディスプレイの最大輝度が約50%向上し、スピーカーの音圧と音質も強化されています。最大6GBの仮想メモリと、決済・ポイントアプリを呼び出すPoint & Payメニューも追加されました。プロセッサ、物理メモリ、内蔵ストレージ、カメラ構成、バッテリー容量、本体サイズはおおむね前モデルを引き継いでいます。
●日本ではいつ発売されますか?
2026年9月中旬以降の発売が予定されています。国内価格、取り扱い事業者、SIMフリーモデルの販売方法などは、8月26日時点で発表されていません。
●欧州価格は前モデルからどのくらい上がりましたか?
Xperia 10 VIIの449ユーロからXperia 10 VIIIの599ユーロへ150ユーロ上昇しており、上昇率は約33%です。日本で同じ割合の値上げになるとは限りません。
●イヤホン端子とmicroSDは利用できますか?
3.5mmオーディオジャックを搭載し、最大2TBのmicroSDXCカードにも対応します。有線オーディオ機器や大容量のローカルストレージを使いたい場合に適した構成です。
●前モデルから処理性能は向上していますか?
プロセッサと物理メモリ容量は前モデルと同じため、大幅な処理性能向上は見込みにくい構成です。最大6GBの仮想メモリが追加されていますが、ストレージ領域を利用する機能であり、物理メモリそのものが増えたわけではありません。
元記事: Sony Xperia 10 VIII Costs 33% More Than Last Year for Nearly Identical Hardware
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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