独レーヴェの高級ヘッドホンとJBL「Xtreme 5」がEISAアワード受賞、Bluetooth 6.0や据置級アンプ採用で進化

2026年8月25日 23:37

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記事提供元:Tech Times

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Expert Imaging and Sound Association(EISA)は「EISA Awards 2026-2027」の受賞製品を発表し、独Loeweのワイヤレスヘッドホン「leo」をOver-ear Headphones部門、JBLのポータブルスピーカー「Xtreme 5」をPortable Loudspeaker部門に選出した。

leoはTexas Instruments製オペアンプと50mmドライバーを組み合わせ、交換可能な部品を採用した高級ヘッドホンだ。Xtreme 5はBluetooth 6.0やAuracast、AIを利用した音質調整機能を備える。日本ではXtreme 5がJBL公式ストア限定で販売されている一方、leoの国内向け価格や正式な販売情報は確認できない。

■EISA 2026-2027で2製品が受賞

EISAは、Hi-Fi、映像、写真、車載機器、モバイル機器などを扱う世界26カ国の専門メディア51社で構成される団体だ。1982年に活動を始め、加盟媒体の専門家による製品評価を基に毎年アワードを選定している。

2026-2027年の受賞製品は2026年8月24日に発表された。Loewe leoはHi-FiとMobile Devicesの両専門グループが選ぶOver-ear Headphones部門を受賞し、JBL Xtreme 5はMobile DevicesグループのPortable Loudspeaker部門に選ばれた。

EISAはleoについて、50mmのOlefin Composite Elastomer(OCE)振動板、Texas Instruments製SoundPlusアンプ、明瞭なボーカルや高域、制御された低域などを評価した。Xtreme 5については、新しい音響構成やAI Sound Boost、Smart EQ Mode、Auracastを含む機能構成が特徴となる。

■Loewe leoは低歪みオペアンプと50mmドライバーを採用

leoは、1923年創業のドイツ企業Loeweが初めて投入したオーバーイヤー型ヘッドホンだ。重量360gの本体に、OCE振動板を使った50mmドライバーとTexas Instruments製のオーディオ用オペアンプ「OPA1622 SoundPlus」を搭載する。

OPA1622は、ヘッドホン駆動を想定した2チャンネルのバイポーラ入力オペアンプである。Texas Instrumentsの仕様では、32Ω負荷に100mWを出力する条件で、1kHzにおけるTHD+Nが標準値マイナス119.2dB、電圧ノイズ密度が標準値2.8nV/√Hzとされている。これらはチップ単体を所定の条件で測定した値であり、ヘッドホン全体の歪みやノイズを直接示すものではない。

OCE振動板について、Loeweは高い剛性と内部損失を両立し、不要な共振や歪みを抑えるための素材と説明している。低歪みの増幅回路と振動板の制動性を組み合わせ、音声信号を精密にドライバーへ伝える設計がleoの中核となる。

対応機能には、Bluetooth LE Audio、LC3plus、Dolby Atmos、Spatial Audio、マルチポイント接続、適応型アクティブノイズキャンセリングが含まれる。ハイレゾ音源は有線と無線に対応するとLoeweは説明しており、最大96kHz/24bitをサポートする。

■聴こえ方に合わせるMimi Sound Personalization

leoは、Mimi Hearing Technologiesの「Mimi Sound Personalization」に対応する。専用アプリで聴力テストを行い、その結果に基づいて再生音を利用者の聴こえ方に合わせる機能だ。

これは音源そのものを書き換えるのではなく、利用者が聴き取りにくい帯域などを踏まえて出力を調整する仕組みである。同じヘッドホンでも使用者によって適した補正が異なるという考え方を、再生時の信号処理に反映している。

leoには音声アシスタントも組み込まれ、質問への応答、メモ、音声翻訳などを利用できる。AI関連機能は無償利用枠の終了後に月額7.99ユーロの契約が必要とされるため、利用可能な期間や条件は購入前に最新情報を確認したい。AI機能を契約しない場合も、音楽再生や音声操作を含むヘッドホンの標準機能は引き続き利用できる。

■最大65時間の再生と交換可能な主要部品

公称バッテリー持続時間は最大65時間で、実際の時間はノイズキャンセリングなどの使用条件によって変わる。本体にはアルマイト加工したアルミニウムや本革が使われている。

バッテリー、イヤークッション、ヘッドバンドは交換可能な構造となっている。ワイヤレスヘッドホンではバッテリーや装着部品の劣化が使用期間を左右するため、個別に交換できる設計は長期利用を考えるうえで重要な特徴だ。

leoはRed Dot Award: Product Design 2026も受賞している。審査では、加工品質や触感、操作部の設計、素材の組み合わせ、交換可能な構造などが評価された。

Loeweの欧州向け公式サイトにおける価格は、2026年8月25日時点で1,500ユーロとなっている。販売店では異なる価格が提示される場合がある。日本向けの正式な価格や販売方法は確認できない。

■JBL Xtreme 5は日本で6月4日に発売

JBL Xtreme 5は、日本では2026年6月4日に発売された。ブラックのみを扱うJBL公式ストア限定モデルで、直販価格は税込5万6,100円だ。

Bluetooth 6.0に準拠し、対応コーデックはSBC、AAC、LC3となる。Bluetooth 6.0では、機器間の距離測定に利用できるChannel Soundingや、混雑した無線環境での通信効率に関係する機能などが仕様に加わった。ただし、Bluetoothのバージョン番号だけで音質や通信性能が一律に決まるわけではなく、製品が実装するプロファイルや機能にも左右される。

Xtreme 5はAuracastを利用した複数スピーカーの連携にも対応する。AuracastはBluetooth LE Audioに基づくブロードキャスト音声の仕組みで、1つの送信元から複数の対応受信機へ音声を届けられる。

JBLがXtreme 5で案内しているのは、Auracast対応のJBLスピーカー同士を接続する使い方だ。異なるメーカーや製品カテゴリーをまたぐ利用はAuracastが想定する応用の一つだが、実際に接続できるかどうかは各製品の対応機能や実装を個別に確認する必要がある。

■大型ウーファーと2基のツイーターで構成

Xtreme 5の音響システムは、98×145mmの楕円形ウーファー1基、20mmツイーター2基、パッシブラジエーター2基で構成される。定格出力はAC電源使用時がウーファー90Wとツイーター20W×2の計130W、バッテリー駆動時がウーファー60Wとツイーター15W×2の計90Wだ。

「AI Sound Boost」は、スピーカーの動作をリアルタイムで解析し、音量を上げた際の歪みを抑えながら出力を調整する機能としてJBLが説明している。「Smart EQ Mode」は再生中の音楽や音声を解析し、音楽では力強さ、ポッドキャストなどでは声の明瞭さを重視するよう、イコライザーを自動調整する。

JBL Portableアプリでは7バンドイコライザーの調整、ライトのテーマ選択、Auracastの管理、ソフトウェア更新などを行える。本体外周のアンビエントエッジライトは音楽に合わせて発光するほか、電源、Bluetoothペアリング、バッテリー残量、Auracast接続の状態表示にも使われる。

■最大約28時間再生、USB Type-Cではロスレスに対応

バッテリーによる連続再生は最大約24時間で、Playtime Boostを利用するとさらに最大約4時間延長できる。Playtime Boostの効果を含む実際の再生時間は、音量、音源、ライトの設定などによって変化する。

本体はIP68準拠の防塵・防水性能と耐衝撃性を備え、重量は2.9kg。USB Type-C接続では最大48kHz/24bitのロスレス音声を再生できる。対応する音源、アプリ、サービスが必要となる。

無線接続で使用するSBC、AAC、LC3はいずれも圧縮を伴うため、Xtreme 5のロスレス対応はUSB Type-Cによる有線再生を指す。内蔵バッテリーを利用してスマートフォンなどを充電するモバイルバッテリー機能も備えている。

■2つの受賞製品が示す音響機器の方向性

leoとXtreme 5は価格帯も用途も異なるが、入力された音声を増幅し、利用環境やコンテンツに合わせて出力を調整するという情報処理の構造に共通点がある。

leoは低歪みの増幅回路、個人の聴こえ方に合わせる補正、交換可能な部品を組み合わせた。Xtreme 5は大型ドライバーとリアルタイムの信号処理、Bluetooth LE Audioに基づく複数台接続を一つのポータブルスピーカーにまとめている。

一方で、AI機能の契約条件やAuracast機器間の互換性、有線と無線で利用できる音声形式など、購入後の使い方を左右する条件もある。受賞歴だけでなく、利用したい機能の提供条件や接続先との組み合わせまで確認することが、製品選びでは重要になる。

■注目ポイントQ&A

●Loewe leoが搭載するOPA1622にはどのような特徴がありますか?

Texas Instruments製の2チャンネルオーディオ用オペアンプです。チップ単体では低い歪みとノイズが特徴で、ヘッドホンを直接駆動する用途も想定されています。公表値は所定の負荷と出力条件で測定されたもので、leo全体の測定値ではありません。

●Loewe leoは日本で購入できますか?

2026年8月25日時点では、日本向けの正式な価格や販売方法を確認できません。欧州向けLoewe公式サイトでは1,500ユーロで販売されています。

●Loewe leoのAI機能には追加料金がかかりますか?

無償利用枠の終了後は、月額7.99ユーロの契約が必要とされています。適用される無料期間や利用条件は、登録時または購入前にLoeweの最新案内を確認してください。AI機能を契約しなくても、ヘッドホンの標準機能は利用できます。

●JBL Xtreme 5は日本でいくらですか?

JBL公式ストア限定で販売され、直販価格は税込5万6,100円です。日本では2026年6月4日に発売されました。

●JBL Xtreme 5はワイヤレスでロスレス再生できますか?

ワイヤレスコーデックはSBC、AAC、LC3で、いずれも圧縮方式です。最大48kHz/24bitのロスレス再生はUSB Type-Cによる有線接続で利用できます。

●Auracastなら他社製スピーカーとも必ず接続できますか?

必ず接続できるとは限りません。Auracastは複数の対応受信機へ音声を配信する標準技術ですが、利用できる機能や接続方法は製品ごとに異なります。Xtreme 5では、JBLが案内する対応スピーカー同士の接続を基本とし、他社製品との互換性は個別に確認してください。

元記事: German TV Brand Loewe leo Wins EISA Headphone Title; JBL Xtreme 5 Adopts Bluetooth 6 First

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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