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ムン・グニョン、9年ぶり映画主演 ヨン・サンホ監督の新作『Yeto』が撮影終了
ムン・グニョンが、ヨン・サンホ監督とユン・ヨンウ監督による新作映画『Yeto(原題:예토)』で、9年ぶりに映画の主演を務める。韓国の配給会社Showboxは2026年8月21日、ムン・グニョン、コ・アソン、キム・シアが出演する本作の撮影が終了し、ポストプロダクションに入ったと発表した。韓国での公開時期や日本公開については明らかにされていない。
■インフルエンサー姉妹を描くミステリー
『Yeto』は、インフルエンサーとして活動する姉妹がキャンプに出かけ、疑似宗教団体がかつて使っていた場所で妹が姿を消すことから始まる物語だ。
ムン・グニョンが演じるスアは、妹ミンアとの日常を公開しているインフルエンサーである。キム・シアが演じるミンアは、インフルエンサーとして生きる姉のそばで混乱を抱える人物として紹介されている。コ・アソンは、姉妹が足を踏み入れた謎めいた世界で2人と出会うドクヒを演じる。
共同監督を務めるヨン・サンホは、映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』『新感染半島 ファイナル・ステージ』、Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』『寄生獣 ーザ・グレイー』などを手がけてきた。
もう一人の共同監督であるユン・ヨンウは、『新感染 ファイナル・エクスプレス』や『パラサイト 半地下の家族』の演出部を経て、『寄生獣 ーザ・グレイー』『地獄が呼んでいる』などに助監督として参加した。『Yeto』はユン・ヨンウにとって商業長編映画の監督デビュー作となる。
■独自の視覚効果とドラマを融合
ヨン・サンホ監督は本作について、「独創的な視覚効果とドラマを組み合わせた、私が手がけた作品の中でも指折りの斬新な作品だ。ムン・グニョン、コ・アソン、キム・シアが独特な人物を演じ、爆発的な演技を見せてくれたことに、撮影中も感嘆した」とコメントした。
さらに、相当量のポストプロダクションを必要とする作品であると説明し、残る工程に全力を尽くして完成度を高めるとしている。
ユン・ヨンウ監督は、「慣れ親しんだ日常から始まり、誰かの強烈な信念が作り出した見知らぬ世界へ入っていく物語」と本作を表現した。姉妹がそこで経験する出来事を通じ、観客に新しい感覚を届けたいとしており、新たな視覚効果の手法と俳優陣の演技を見どころに挙げている。
■ムン・グニョンが9年ぶりに映画主演
スアを演じるムン・グニョンにとって、『Yeto』は2017年公開の『ガラスの庭園』以来、9年ぶりとなる映画主演作だ。
ムン・グニョンはNetflixシリーズ『地獄が呼んでいる』シーズン2で、過激な扇動者として活動するオ・ジウォンを演じ、ヨン・サンホ監督作品に参加している。『Yeto』では、妹との暮らしを人前にさらすインフルエンサーという、私生活と公開された自己像の境界に立つ役を担う。
スアという人物について現時点で公式に明かされているのは、妹との日常を発信しているインフルエンサーであることと、キャンプ先で妹の失踪に直面することだ。失踪後の捜索やSNS上での反応がどのように描かれるかなど、物語の詳細は公表されていない。
■コ・アソンとキム・シアが姉妹を取り巻く人物に
ドクヒ役のコ・アソンは、『グエムル -漢江の怪物-』『スノーピアサー』『抗拒:ユ・グァンスン物語』『サムジンカンパニー1995』などに出演してきた。ヨン・サンホ監督とは今回が初めての共同作業となる。
ドクヒは、スアとミンアが入り込んだ謎めいた世界で姉妹と出会う人物とされている。その素性や、疑似宗教団体の跡地との関係は明らかにされていない。
妹ミンアを演じるキム・シアは、『ミス・ペク』『キル・ボクスン』などで知られる。『Yeto』では、インフルエンサーとして活動する姉のそばで混乱を経験する妹を演じ、ムン・グニョンと姉妹役で共演する。
■公開された生活と「強烈な信念」が交わる場所
本作の設定で目を引くのは、姉妹の日常を公開するインフルエンサーと、誰かの強烈な信念によって形成された場所が組み合わされている点だ。
SNS上の発信者と受け手の間には、直接的な交流がなくても親近感が形成されることがある。こうした一方向の心理的な結びつきは、一般にパラソーシャル関係と呼ばれる。スアが妹との生活を発信しているという設定は、姉妹の関係が本人たちだけのものではなく、画面を通じて他者にも見守られている構図を生み出す。
一方、ユン・ヨンウ監督が語る「強烈な信念が作り出した見知らぬ世界」は、個人の生活や判断が集団の物語に取り込まれていく状況を連想させる。公開される日常と信念によって形作られた閉鎖的な空間という二つの要素は、個人の経験を誰が所有し、どのように意味づけるのかという問いを読み解く補助線になりそうだ。
もっとも、インフルエンサーの観客やSNSのアルゴリズムが物語でどのような役割を果たすのかは、まだ公式に説明されていない。現段階で確認できる中心的な設定は、姉妹のキャンプ、疑似宗教団体の跡地、ミンアの失踪、そして姉妹が入り込む謎の世界である。
■ヨン・サンホ作品に通じる社会と恐怖の接点
ヨン・サンホ監督はこれまで、ジャンル映画の設定を通じて、人間関係や組織、社会の力学を描いてきた。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』では、感染拡大のさなかに置かれた乗客たちの選択を通して、連帯と利己主義の衝突を描いた。『地獄が呼んでいる』では、説明のつかない超常現象を宗教団体や扇動者が解釈し、社会的な力へ変えていく過程が物語の軸となった。アニメーション映画『我は神なり』では、水没予定地域の住民に接近する偽の宗教家を題材に、信仰と搾取の関係を描いている。
『Yeto』で示されている、日常を発信する姉妹と疑似宗教団体の跡地という組み合わせにも、個人の経験がより大きな物語や集団に取り込まれるという共通構造を見いだせる。独創的な視覚効果が、その構造をどのような恐怖や謎として映像化するのかが注目点となる。
■公開時期は未発表
『Yeto』はすべての撮影を終え、現在はポストプロダクションが進められている。ヨン・サンホ監督が相当量の後半作業を必要とすると説明しているため、視覚効果を含む制作工程が今後も続く。
2026年8月23日時点で、韓国での劇場公開日、日本での正式タイトル、公開時期、配給方法は発表されていない。
■注目ポイントQ&A
●映画『Yeto』はどのような作品ですか?
インフルエンサーとして活動する姉妹がキャンプに出かけ、疑似宗教団体がかつて使っていた場所で妹が姿を消すことから始まる作品です。ヨン・サンホ監督とユン・ヨンウ監督が共同で演出しています。
●ムン・グニョンにとって何年ぶりの映画主演ですか?
2017年公開の『ガラスの庭園』以来、9年ぶりの映画主演です。ヨン・サンホ監督とはNetflixシリーズ『地獄が呼んでいる』シーズン2に続く共同作業となります。
●主な出演者は誰ですか?
姉のスアをムン・グニョン、妹のミンアをキム・シア、姉妹が謎めいた世界で出会うドクヒをコ・アソンが演じます。
●公開日は決まっていますか?
韓国での公開日は発表されていません。日本での正式タイトル、公開時期、公開方法についても、2026年8月23日時点では明らかにされていません。
元記事: Moon Geun-young Ends Nine-Year Film Hiatus in Yeon Sang-ho Cult-Site Horror
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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