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猛暑も影響!? 10年後に世界の消費電力は数倍に! ビジネスチャンスは?
●世界の消費電力は10年後数倍に!?
2025年も全国的に猛暑が予測されている。猛暑になると清涼飲料水やビール、エアコンの需要が高まり、株高になると言われている。
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世界的にも温暖化になることが予測されており、今後世界的にエアコンの需要が高まるという予測もある。
ロイター通信によると、AI需要により、データセンターとエアコンの消費電力が10年後に3倍になるという予測もされている。
それに伴い、発電網などのインフラ整備が課題となる。
消費電力需要の増加は、Co2(二酸化炭素排出)の増加にも繋がる。世界経済にとっては、マイナスなのかプラスになるのか、いずれだろうか?
●世界のエアコン需要
国際エネルギー機関(IAEA)によると、2035年のデータセンター電力需要は、2024年の416TWh(テラワット)から約800TWhに倍増することが見込まれている。
エアコンの消費電力は、35年には現在の約3倍となる約1200 TWhにまで増加すると見込まれる。データセンターの1.5倍だ。
インドや東南アジアなどの新興国での建設ブームや人口増加で、エアコン需要は高まっている。
新興国だけでなく、これまで普及率の低かった欧州でも気候変動による酷暑でエアコン需要はあるが、英国やフランスなどでは景観条例を理由に室外機を置くことができず、設置許可が却下されることも多い。
環境意識の高さや、2022年からのウクライナ・ロシア紛争での電力料金の高騰も、普及の足かせとなっている。
●日本にとってはチャンス?
エアコン需要の増加は、日本にとっては大きなビジネスチャンスになる。
世界1位のシェアを誇るダイキンは、すでに海外売上高比率が7割を超え、グループ全従業員の8割以上が海外で働いているなど、すでにグローバル展開が進んでいる。
2023年12月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されたCOP28では、エアコン使用時の電力消費に伴うCo2の削減について議論された。
ダイキンは、インバータを搭載したインバータエアコンは省エネ性能を高めることができ、電気代を抑えCo2も削減できるとアピールしている。
インバータエアコンはダイキンだけでなく、三菱電機やパナソニックも製造しており、関連する日本企業にとってはチャンスでもある。(記事:森泰隆・記事一覧を見る)
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