宇宙ベンチャーのSpinLaunch、回転アーム用いたロケット打ち上げ実験に成功

2021年11月16日 11:33

印刷

記事提供元:スラド

SpinLaunch社は、遠心分離機のような仕組みでロケットを軌道に乗せるための発射システムを開発している宇宙スタートアップ企業。同社は10月22日にニューメキシコ州のスペースポート・アメリカ実験場で最初の試験機体の打ち上げを行い、その打ち上げに成功したと発表した。打ち上げられた試験機体はエンジンを搭載しておらず全長は3メートルほどのものとされている。同社は今後6〜8か月間に約30回ほどの弾道テスト飛行を実施する計画だとしている(CNBCTechCrunch公式動画ITmedia)。

あるAnonymous Coward 曰く、 最も多くの燃料を消費するロケットの第一段をなんとかして簡略化できないか?という問題はこれまで多くのロケット開発者が頭を悩ませてきたところだが、文字通り「剛腕」で解決しようとするSpinLaunch社の挑戦は果たして実を結ぶだろうか?

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 宇宙

 関連ストーリー:
神奈川大学のハイブリッドロケット、高度10.7km到達 2021年11月09日
韓国が国産ロケット「ヌリ号」を初打ち上げ。衛星の軌道投入は失敗 2021年10月26日
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、ようやく打ち上げ日が決定 2021年09月13日
沖縄離島にロケット破片か。中国載人航天の記載、海岸漂着 2021年09月06日
ボーイング、バルブ不調で ISS へのテスト打ち上げが延期された Starliner 宇宙船を調整のため製造施設へ持ち帰る 2021年08月15日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事