韓国語を楽しく勉強している人の秘密

2020年3月23日 08:35

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 「大学入学後、第二外国語を選ばなければいけない。どれを選べばいいだろう。とりあえず韓国語を選んでおくか」という人は多い。ほかにも、「就職に役立ちそうだから」「簡単そうだから」という理由で韓国語の勉強を始めた人もいるはずだ。

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 しかしこのような人は、韓国語の勉強に苦労しているのではないだろうか。私の周りにも、このような人はたくさんいて、総じて韓国語の学習に苦労している。彼らがこぼすグチは、「ハングル文字が覚えられない」「発音が難しい」などなど。

 しかし、反対に楽しそうに韓国語を勉強している人もいる。彼らにとって韓国語の勉強は苦ではなく、むしろ遊びのようだ。韓国語の勉強を始めたのも「中学生、高校から独学で」という人ばかり。彼らの特徴は一体なんだろうか。

 結論を言うと、韓国語を楽しそうに勉強している人の特徴は『K-POP、もしくは韓国ドラマが好き』なのだ。「好きこそものの上手なれ」である。

 中学の頃に見た韓国ドラマが面白くて、そこから色々なドラマを見ているうちにだんだん韓国語に興味がでてきて勉強を始めた。高校生の頃にたまたま聞いたK-POPに衝撃を受けて、それから色々なK-POP曲を聴いているうちに韓国語に興味がでてきて、韓国語の勉強も始めた。このような人ばかりなのである。

 やはり、韓国語を楽しく学習するには韓国語が関連している趣味が欠かせない。K-POPが好きな人は、K-POPを聴きながら「この歌詞はこういう意味だったんだ」「あの人はこんなことを言ってたんだ」と感じ、韓国ドラマが好きな人は「あの俳優が言ったセリフはこないだ習った文法を使ってる!」のように、ワクワクしながら韓国語の予習・復習ができる。

 では、反対に半ば強制的に韓国語の勉強を始めた人はどうだろう。

 韓国語は教科書の中のものであって、ワクワクするものではない。韓国語の単語、文法はテストでいい点を取るために覚えなければいけないもので、その過程は苦行である。韓国旅行で使うわけでもないし、知的好奇心が刺激されるわけでもない。韓国語が伸び悩むのも無理はないだろう。

 そこで、私がオススメする韓国語の学習方法は、好きなK-POP、韓国ドラマを見つけるということだ。好きなK-POP、韓国ドラマを見つけられれば、韓国語の勉強が楽しくなることは間違いない。

 参考までにオススメを述べておくと、K-POPなら「TWICE」というガールズグループ。「TWICE」がオススメな理由は日本人メンバーがいる点だ。日本人メンバーの話す韓国語は日本人にとって聴き取りやすいし、難しい文法もあまり使っていない。初級の頃に習う文法や単語でも聴き取れる部分はあるので、徐々に韓国語の勉強が楽しくなっていくだろう。

 とはいえ、「K-POPは好きではない」「韓国ドラマには興味がない」という人が多いことも知っている。そのような人にはきつい言い方になるが、韓国語の勉強は向いていない。今後もずっと韓国語の勉強は苦痛だろうし、伸び悩むだろう。「K-POPは好きではない」「韓国ドラマには興味がない」という人は韓国語ではない、違う言語の習得をオススメする。

 韓国語に限らず、外国語学習につまずいている人は外国語を教科だと勘違いしている。しかし、外国語は言語だ。私の考えを述べれば、その言語でコミュニケーションさえ取れれば、テストの点なんて取れなくていいと思っている。外国語を教科書以外から勉強できれば、どんな言語でも楽しく習得できるだろう。(記事:坂東泰地・記事一覧を見る

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