東京上空の測位衛星の数は中国の「北斗」が圧倒的に多い

2019年10月26日 11:01

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記事提供元:スラド

 東京の上空にある測位衛星の数は、日本の「みちびき」が4基、EUの「Galileo」が5基、ロシアの「GLONASS」が6基、GPSが9基なのに対し、中国の「北斗」は19基にも上るという(日経ビジネス)。

 北斗は2011年に試験運用を開始(過去記事)し、2013年に正式運用を開始した。その後、2018年にはサービスエリアを世界全体に拡大している(PC Watchの2018年の記事)。

 こういった測位衛星では意図的に誤差のある情報を送信することで測位精度を落とすことができるため、中国の衛星測位サービスの台頭を懸念する声もあるが、スマートフォンなど昨今の測位衛星を利用する機器は複数の測位衛星を利用するようになっており、少なくとも民生分野では特に差し迫った危機があるわけではないようだ。

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