【株式市場】好業績株などの個別物色が強まり日経平均は1カ月半ぶりに1万9000円割る

2017年3月27日 16:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万8985円59銭(276円94銭安)、TOPIXは1524.39ポイント(19.53ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億6293万株

 27日後場の東京株式市場は、北朝鮮の核実験に対する懸念などが言われ、個別物色の色彩が強まり、日経平均は290円安の1万8970円前後で一進一退を続けた。終値では2月9日以来1カ月半ぶりに1万9000円を割った。ただ、円高基調が続いたにもかかわらずブリヂストン<5108>(東1)などが持ち直し基調となり、日経平均も大引けにかけては持ち直した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 日本エアーテック<6291>(東1)が調合中に飛散した抗がん剤などを無害化する作業台などを材料に前売買日のストップ高に続いて大幅続伸し、戸上電機製作所<6643>(東2)は業績予想の増額などが好感されて急伸。ケアサービス<2425>(JQS)は中国での日本式介護の拡大が好感され5日連続ストップ高。ファンデリー<3137>(東マ)は「IoT家電」向け情報配信サービス拡大などが好感されて急伸。

 27日に新規上場となったティーケーピー(TKP)<3479>(東マ・売買単位100株)は、貸し会議室の運営などを行い、11時16分に公開価格6060円を74%上回る1万560円で初値がつき、高値は前場の1万800円、大引けは9970円となった。

 東証1部の出来高概算は17億6293万株(前引けは9億3346万株)、売買代金は2兆311億円(同9823億円)。1部上場2010銘柄のうち、値上がり銘柄数は252(同255)銘柄、値下がり銘柄数は1671(同1658)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続いて全33業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種をみると、空運、水産・農林、その他製品、精密機器、電力・ガス、医薬品、陸運、電気機器、食料品、倉庫・運輸、建設などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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