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日立システムズ、伊ITサービス企業を買収 欧州でマネージドサービス事業を展開

日立システムズはイタリアのITサービス企業Cosmic Blue Teamを買収する。写真は、Cosmic社のWebサイト。[写真拡大]
日立システムズとイタリアのITサービス企業であるCosmic Blue Team S.p.A.(CBT)は20日、日立システムズがCBTを買収して完全子会社化するとともに社名を「Hitachi Systems CBT S.p.A.」に変更することを決定したと発表した。今後、3月中の買収完了に向けた手続きを進める。
日立グループにおける情報・通信システム事業の中核企業である日立システムズは、欧州地域において、システムの安定稼働を支援する監視・運用などのマネージドサービスやクラウド・データセンターサービス、セキュリティサービスを提供するための事業基盤確保と事業拡大に向けた検討を進めてきた。
一方、CBTは、イタリアにおける有力なITサービス企業の一社であり、約35年にわたりイタリア国内でシステム設計・構築、運用・保守、アプリケーション開発、クラウド・データセンターサービスなど多様なITサービスを提供している。2013年12月期の売上高は5,672万6,000ユーロ(約76億6,000万円)。近年、システム構築などの事業から、高い成長が期待できるマネージドサービス事業へと重点分野をシフトしたいと考えていたという。こうした背景から、日立システムズは、CBTを完全子会社とすることを決定した。
日立システムズとCBTは、両社の製品・サービスや技術・ノウハウ、経営リソースを組み合わせ、イタリア国内の現地企業および日系企業をはじめとする外資系企業に対して、マネージドサービスやクラウド・データセンターサービスを中心とするITサービスを提供する。
また、日立システムズは、CBTの完全子会社化によってイタリアにおいてITサービス事業を開始するとともに、欧州地域における事業基盤を確保し、欧州の日立グループ各社とも連携して欧州IT市場におけるITサービス事業の拡大を図る方針だ。
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