ローム、汎用Wi-SUNモジュールのインターネット販売を開始

　ロームは7日、M2MやIoT、スマートメーターを始めとするスマートコミュニティ構築に最適な国際無線通信規格「Wi-SUN」(Wireless Smart Utility Network)に準拠する汎用無線通信モジュール「BP35A1」の量産およびインターネット販売を開始したと発表した。

　「BP35A1」は、2014年4月よりサンプル出荷を開始した製品である。32bitのハイパワーマイコンを採用することで、HEMSに最適なWi-SUN対応ファームウェアを搭載することができた。また、TTC標準JJ-300.10準拠の方式Bも準備中で、幅広いユーザーニーズ応えることが可能である。さらに、日本国内における特定小電力無線(920MHz帯)の電波法認証取得済みでアンテナも内蔵しているため、高周波設計が不要になり容易な導入を可能になる。

　今回、月産3万個規模の量産ラインの確立とインターネット販売に必要なドキュメント、ファームウェアなどの準備が整った。これを受け、2015年1月からアールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社にて、Wi-SUNモジュール本体と各種評価ボードのインターネット販売を開始する。

　販売開始時期は1月から。標準小売価格は、BP35A1 Wi-SUNモジュール本体が7,500円(税抜き)となっている。