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サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンが再共演、『プラクティカル・マジック』続編が日本公開へ

(Warnerbros.com)[写真拡大]
1998年公開の映画『プラクティカル・マジック』の続編が、『プラクティカル・マジック/魔女たちの秘密』の邦題で2026年11月27日に日本公開される。サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンがオーウェンズ姉妹を再び演じ、新世代を交えながら、一族を縛ってきた呪いに立ち向かう。
第1作は公開時に批評家から一貫した高評価を得た作品ではなかったが、姉妹や家族、女性同士の結び付きを描いた物語と独特の映像世界によって、長年にわたり繰り返し鑑賞される作品となった。続編の公開を前に、米国のHBO Maxでも第1作が視聴ランキングに浮上し、現在も作品への関心が続いていることを示している。
■1998年の興行成績と、その後に広がった支持
第1作『プラクティカル・マジック』は、米国で1998年10月16日に2652館で公開された。公開初週末には約1310万ドルを記録して首位に立ち、北米で約4680万ドル、世界で約6830万ドルの興行収入を上げた。
公開時の批評では、恋愛映画、家族ドラマ、コメディー、犯罪劇、超自然的ホラーといった複数の要素を併せ持つ構成について、トーンが定まっていないとの評価も見られた。一方で、そのジャンルを横断する作風は、後年になって作品の個性として受け止められるようになった。
物語の中心にいるのは、魔女の家系に生まれたサリーとジリアン・オーウェンズの姉妹である。男性との恋愛だけでなく、姉妹の絆や叔母たちとの共同生活、女性同士が互いを支える姿が物語を動かす。こうした要素が、家庭用ビデオやテレビ放送、その後の配信を通じて新しい観客に届き、長く支持される背景になった。
■カルト映画をめぐる評価の枠組み
メディア研究者のジョアン・ホロウズは、2003年に刊行された論集『Defining Cult Movies: The Cultural Politics of Oppositional Taste』所収の論考「The Masculinity of Cult」で、カルト映画を選別する言説と男性性の関係を論じている。
カルト映画はしばしば、主流文化への反抗、逸脱性、過激さ、熱心な少数のファンといった要素によって語られてきた。しかし、特定の作品を繰り返し鑑賞し、せりふや場面を共有し、ファン同士で儀礼的な楽しみ方を育てる行動は、そうした典型的な作品だけに限られない。
『プラクティカル・マジック』をめぐる長年の支持も、この議論を考えるための興味深い例となる。公開時の興行や批評だけでは捉えきれなかった支持が、家庭での反復視聴や世代を超えた作品の共有によって形作られたからだ。ホロウズの論考は本作自体を分析したものではないが、女性を中心とするファンダムが従来のカルト映画像から見落とされやすかった可能性を読み解く補助線になる。
■映像世界と「真夜中のマルガリータ」
第1作の魅力を支えてきたのが、オーウェンズ家を包む独特の映像世界である。草木が生い茂る庭、ビクトリア朝風の海辺の家、銅鍋や乾燥ハーブが並ぶキッチン、濃い色の花柄を重ねた衣装などが、ゴシックの神秘性と暮らしの温かさを一つの空間に同居させている。
こうした美意識は、後に「ウィムシゴス」と呼ばれるようになった、幻想的な要素とゴシック調のデザインを組み合わせるスタイルとも重なる。『プラクティカル・マジック』は、この美学を連想させる代表的な映画の一つとして、インテリアやファッションを扱うオンライン上のコミュニティでも参照されてきた。
なかでも広く親しまれているのが、オーウェンズ家の女性4人がキッチンで酒を作り、踊る「真夜中のマルガリータ」の場面である。物語上の一場面でありながら、飲み物や音楽、踊りを通じて観客が家庭でも再現できる点が、作品を共有する象徴的な体験になった。
サリーとジリアンだけでなく、ジェットとフラニーの叔母たちを含む女性たちの共同体が前面に出るこの場面は、作品全体の魅力を凝縮している。危機に直面しながらも、女性たちが一緒にいる時間そのものに楽しさと安心感を見いだす姿が、長年にわたる反復視聴を支える要素となっている。
■配信で改めて表面化した作品への関心
第1作は続編公開を前に米国のHBO Maxへ再登場し、同サービスの視聴ランキングに入ったと報じられている。配信ランキングは作品への現在の関心を示す一つの指標であり、劇場公開から約28年を経ても新旧の観客に視聴されていることがうかがえる。
一方、続編の企画は2024年6月の時点で開発中であることが明らかになっていた。このため、2026年の配信ランキングが続編制作を直接決定したとする根拠は確認されていない。近年の配信での再浮上は、続編を生み出した単独の原因というより、長年にわたって蓄積されてきた支持が現在も続いていることを示す動きと捉えられる。
家庭用ビデオ、テレビ放送、DVD、配信サービスは、それぞれ異なる時代の観客が作品に触れる経路となってきた。劇場公開時の興行成績だけでは測れない長期的な人気を、再生順位や視聴動向によって以前より把握しやすくなったことは、旧作を持つ映画会社が続編や再展開を検討する際の環境を変えている。
■新世代を迎える『プラクティカル・マジック/魔女たちの秘密』
続編では、サンドラ・ブロックがサリー、ニコール・キッドマンがジリアンを再び演じる。ダイアン・ウィーストとストッカード・チャニングも、それぞれジェットとフラニー役で続投する。
新たな世代として、ジョーイ・キングが成長したカイリー、メイジー・ウィリアムズがアントニアを演じる。このほか、リー・ペイス、ショロ・マリデュエニャ、ソリー・マクロードが出演する。
監督はスサンネ・ビア。脚本は、第1作にも参加したアキヴァ・ゴールズマンに加え、ジョージア・プリチェットとケリー・マーセルが担当した。アリス・ホフマンの小説『The Book of Magic』を原作としている。ブロックとキッドマンは出演だけでなく、デニーズ・ディ・ノヴィとともに製作にも名を連ねる。
物語では、何世代にもわたって愛にまつわる呪いに縛られてきたオーウェンズ家が、家族を揺るがす秘密と向き合い、呪いを解こうとする。第1作の姉妹関係を引き継ぎながら、成長した娘たちを加えた複数世代の物語として展開する。
北米では9月10日、海外の一部地域では9月9日から劇場公開される。日本では『プラクティカル・マジック/魔女たちの秘密』の正式邦題で、東和ピクチャーズと東宝の配給により11月27日に公開される。
第1作が長く愛されてきた理由は、魔法や恋愛だけにあるのではない。姉妹や家族、女性同士の共同体を、繰り返し戻りたくなる空間や儀礼とともに描いた点にある。続編が受け継ぐことになるのも、その世界観と人間関係である。
元記事: Practical Magic 2 Opens Thursday: Streaming Data Found Audience Critics Never Saw
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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