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『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作、ジョニー・デップと出演交渉中 マーゴット・ロビー中心の物語か

(Disney.com)[写真拡大]
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの新作を巡り、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、キャプテン・ジャック・スパロウ役のジョニー・デップと出演について話し合っていることを明らかにした。脚本は開発中で、デップとの契約や製作日程、公開日は決まっていない。
米映画業界誌Deadlineは、開発中の作品がマーゴット・ロビー演じる人物を中心に据え、ジャック・スパロウを助演的な立場で登場させる構想だと、関係者の話として報じている。ディズニーやデップ側から、出演や役柄について正式な発表は出ていない。
■D23で明かされたジョニー・デップとの協議
ブラッカイマーは2026年8月16日、米カリフォルニア州アナハイムで開かれたディズニーのファンイベント「D23: The Ultimate Disney Fan Event」で、デップとの話し合いについて言及した。
ブラッカイマーは「ジョニーと話し合っている。脚本に取り組んでおり、実現できることを願っている」と説明した。発言は交渉と脚本開発が続いていることを示すものだが、デップの復帰決定を意味するものではない。
ブラッカイマーは2025年にも、デップが役の書かれ方を気に入れば出演する可能性があるとの見方を示し、「すべては脚本にかかっている」と述べていた。今回の発言からも、新作がなお脚本開発の段階にあることがうかがえる。
シリーズでデップが最後にジャック・スパロウを演じたのは、2017年公開の第5作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』だ。同作の世界興行収入は約7億9,500万ドルで、シリーズ5作品の累計世界興行収入は約45億ドルに達している。
■マーゴット・ロビーを軸にした構想
Deadlineはブラッカイマーの発言とは別に、次回作が従来のようなジャック・スパロウ単独の冒険ではなく、マーゴット・ロビー演じる主人公を中心とする物語になるとの関係者情報を伝えた。ジャックは主役ではなく、物語を支える人物として登場する可能性があるという。
ロビーが『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新企画に関わっていることは以前から伝えられてきた。ブラッカイマーも2025年、ロビーが引き続き企画に参加していると説明している。ただし、現在開発されている脚本の内容や、過去に報じられた複数の企画がどのように整理されたのかは公表されていない。
ロビーが演じる人物の名前や設定、ジャックとの関係も明らかになっていない。「一等航海士のような立場」とする具体的な位置づけについても、製作会社による正式な説明は確認されておらず、現段階ではジャックが助演になるとの報道以上の詳細は確定していない。
■ジャック・スパロウを助演に置く意味
過去5作品では、ウィル・ターナーやエリザベス・スワンなど複数の人物が物語を動かしてきた一方、ジャック・スパロウはシリーズを象徴する存在であり続けた。新たな主人公を中心に据える場合、作品の新規性を打ち出しながら、ジャック特有の役割をどう生かすかが脚本上の焦点になる。
ジャックは、上位の人物に従って秩序を維持する典型的な副官ではない。利害に応じて立場を変え、敵と味方の計画をかき乱しながら、予想外の結果を引き起こす人物として描かれてきた。この性質は、神話や物語に登場する「トリックスター」という人物像を連想させる。
トリックスターは、既存の秩序や境界を揺さぶることで物語を動かす存在である。ジャックを助演に置く構想でも、新主人公に従属させるのではなく、その選択や目的を揺さぶる役割を与えれば、これまでの人物像を保ちながら物語の中心を交代できる。反対に、登場場面が笑いや懐かしさを添えるだけなら、シリーズで担ってきた物語上の力は弱くなる。
ブラッカイマーが繰り返し脚本の重要性を強調しているのも、新たな主人公とジャックの関係が、企画の成否を左右する要素の一つだからだろう。
■史実と伝承を組み合わせたシリーズの世界
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、海賊時代の船や航海術、海洋伝承を下敷きにしながら、独自の冒険世界を築いてきた。
17世紀末から18世紀前半に活動した海賊の多くは、大型軍艦ではなく、速度と小回りに優れた小型船を利用した。海賊船では、戦闘時に指揮を執る船長とは別に、物資の分配や船内秩序を担うクォーターマスターが大きな権限を持つ例もあった。シリーズに登場する「海賊の掟」や海賊評議会には、こうした集団運営の歴史的なイメージを重ねられる。
航海では緯度を天体観測から求められた一方、海上で経度を精密に測る方法は18世紀半ばまで大きな課題だった。船乗りは磁気コンパス、速度、時間、海流などから位置を推定する推測航法に加え、風や波、雲、鳥の動きといった環境の変化も手掛かりにした。
ジャックが持つ「持ち主が最も望むものを指す羅針盤」は、客観的な方位ではなく、人物自身の欲望が進路を決める道具である。目的地を探す航海と、自分が何を求めているのかを探る人物描写を一つに結びつける仕掛けとして機能してきた。新作でジャックが助演になる場合も、この羅針盤を含む彼の道具や行動が、新主人公の選択を映し出す補助線になり得る。
デイヴィ・ジョーンズやフライング・ダッチマン号も、古くから語られてきた海洋伝承を映画独自の設定へ組み替えた存在だ。シリーズは、史実を忠実に再現するのではなく、海上生活の不確実さや船乗りの恐れ、自由への憧れを、呪いや怪物、幽霊船として視覚化してきた。
■契約も公開時期も未定
現段階で確認されているのは、ブラッカイマーらが脚本を開発し、デップと話し合っていることだ。出演契約の締結、撮影開始時期、監督、作品名、公開日は発表されていない。
マーゴット・ロビーを主人公に据え、ジャック・スパロウを助演にするとの情報も関係者に基づく報道であり、企画内容は脚本開発の過程で変わる可能性がある。デップの復帰だけでなく、どの企画が正式に製作へ進むのかについても、ディズニーの発表を待つ必要がある。
●ジョニー・デップの復帰は正式に決まったのですか?
決まっていません。ジェリー・ブラッカイマーはデップと話し合っていることを認めましたが、出演契約の締結は発表されていません。
●マーゴット・ロビーが主演するのですか?
Deadlineは、ロビー演じる人物を物語の中心に据える構想だと関係者の話として報じています。ただし、ディズニーは配役や登場人物を正式発表していません。
●ジャック・スパロウは助演になるのですか?
関係者の情報では助演的な立場になるとされていますが、役柄の詳細は未発表です。「一等航海士」などの具体的な設定も正式には確認されていません。
●新作の公開日はいつですか?
公開日は決まっていません。製作日程や撮影開始時期も発表されておらず、特定の公開年を予測できる段階ではありません。
●ジョニー・デップの次回作は何ですか?
タイ・ウェスト監督の映画『Ebenezer』で、デップがエベネーザ・スクルージを演じます。米国では2026年11月13日の劇場公開が予定されています。
元記事: Johnny Depp Confirmed for Pirates 6: Jack Sparrow Returns as Supporting Character, Not Lead
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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