NY株式:NYダウは245ドル安 ブロードコム急落でAI・半導体関連に売り波及(12日)

2025年12月13日 06:59

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記事提供元:フィスコ

*06:59JST NY株式:NYダウは245ドル安 ブロードコム急落でAI・半導体関連に売り波及(12日)
米国株式市場は下落。ダウ平均は245.96ドル安48,458.05ドル ナスダックは398.69ポイント安23,195.17で取引を終了した。ダウ平均株価は、FRBの追加利下げ期待を好感し、プラス圏で取引を開始した。しかし、ハイテク株の売りが重しとなり失速、下落に転じた。ナスダックは終日軟調な展開。前日決算を発表した半導体大手ブロードコムの急落が響き、AI関連株や半導体セクター全般に売りが波及した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、半導体・同製造装置が下落した。

ヨガウエアブランドのルルレモン・アスレティカ(LULU)は大幅高。第3四半期の業績が市場予想を上回った他、通期1株当たり利益見通しの上方修正が好感された。トランプ大統領がマリファナに関する連邦政府の規制を緩和するだろうとの報道を受け、医薬用大麻の栽培・販売を手掛けるティルレイ・ブランズ(TLRY )カノピ・グロース(CGC)など大麻関連株が急騰した。半導体・ソフトウェアのブロードコム(AVGO)は前日市場予想を上回る好決算を発表も大幅安。ホック・タンCEOがアナリスト向け電話会議で売上高総利益率が悪化する見通しを示したことから一部投資家から失望売りが出た。オラクル(ORCL)はOpenAI向けのデータセンタープロジェクトの一部延期報道を受け下落。日中、広報担当者がこの報道内容を否定したと伝わり、やや値を戻して取引を終えた。

トランプ大統領はウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで次期FRB議長について元FRB理事のウォーシュ氏かハセット国家経済会議(NEC)委員長を起用する方向で検討していると述べた。

HorikoCapitalManagementLLC《FA》

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