シャッター業界で世界屈指:三和HDを中長期構えの資産形成株と捉える理由

2024年3月12日 09:14

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 三和ホールディングス(東証プライム、三和HD)。重量&軽量シャッターで国内首位。海外分野もM&Aを活かし拡充。

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 本稿作成中の時価は、2月26日に2711円まで買われた後の調整場面:2400円台終盤、予想税引き後配当利回り1.86%余。予想PER13.7倍水準に割高感は認められない。信用取引の取組は0.62倍/逆日歩状態。株式市場には「逆日歩に買いなし」論と「逆日歩に売りなし」論が併存。果たしてどちらか。

 IFIS目標平均株価は時価から100円ほど上値の2579円。算出者の7人中5人が「強気」、2人が「中立」。目先の対応法にはいささか気づかいを感じるが、常套手段の「押し目買い/中長期構え」で臨むのが賢明か。

 今年に入り2月1日から29日に、自己株買いを実施。53万5200株を13億5621万円で取得。遡っても分割/自己株消却に前向きに対応してきた。そうした事態を勘案した修正値ベースでの、過去10年間の株価パフォーマンスは3倍近く。海外事業の拡充もあり、外国人持ち株比率が38%近いのも頷ける。

 この間の収益動向は、こんな具合。2021年3月期こそ世界的なコロナパンデミックに「3.0%減収、3.3%営業減益」と弱含みを余儀なくされたが、22年3月期には「増収増益(2円増配34円配)」基調に転じ、前3月期は「25.4%増収、58.7%営業増益、22円増配58円配」。

 前期の決算資料では「原材料高騰に対応した価格転嫁を進めるとともに、将来の事業拡大に向け・・・自動ドアの販売・施工・修理サービスを手掛ける米社2社を買収・・・中国ドア事業で三和AUB社の生産力拡大・・・」とした上で、「日本市場:7.0%増収、1.5%営業増益」「北米:31.5%増収(外貨ベース)、246.7%営業増益」「欧州:15.6%増収、246.7%営業増益」「アジア:香港・台湾が順調に推移、41.9%増収、115.7%営業増益」と説明している。

 が今3月期に関しては「1.4%減収、15.6%営業減益、3.9%最終減益、58円配据え置き」計画で立ち上がった。「???」と思い見守っていたら昨年10月31日に、「2.0%増収(6000億円)、6.56%営業増益(600億円)、20.9%最終増益(400億円)、60円配」に上方修正。「為替相場の見直し」かつ「アメリカ市場で想定以上の売価維持の見通し、国内事業の堅調な推移」と発信した。

 中長期構えの投資で、資産形成が可能な株式と思う・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る

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