神戸の「東急プラザ新長田」、開業後初の大規模リニューアル 9店が順次開店へ

2023年12月5日 17:09

印刷

東急プラザ新長田の外観(東急不動産など発表資料より)

東急プラザ新長田の外観(東急不動産など発表資料より)[写真拡大]

 神戸市のJR新長田駅前で営業中の商業施設「東急プラザ新長田」(長田区若松町)が、開業後初となる大規模リニューアルに入った。11月に靴の「ABCマート」が移転増床開店したのを含め、2024年秋ごろまでに新規、移転を併せて9店がオープンする。

【こちらも】東急不動産、北大阪急行新駅の箕面萱野駅前に新商業施設 2024年3月開業へ

 大規模リニューアルでオープンする店舗は、衣料・生活雑貨の「デイリーファッションパレット」が2024年4月、衣料・食品・生活雑貨の「無印良品」と100円ショップの「ダイソー」が6月を予定している。内訳は新規出店が5店、移転がABCマートを含む4店。その他の店舗は後日発表する。

 東急プラザ新長田は2013年、撤退した大丸新長田店の後継店舗として新長田駅前の複合ビルにあった商業施設「ジョイプラザ」跡で開業した。施設は地下1階から地上2階までで、売り場面積約1万平方メートル。スーパーの「西友」を核店舗に約40店が営業している。

 運営に当たる東急不動産と東急不動産SCマネジメントは「今回のリニューアルを機に、新長田の街を地域の人たちと結束して作り上げていくワンエリア型の商業施設を目指していきたい」としている。

 ジョイプラザは1977年の開業。百貨店の大丸新長田店と専門店街で構成し、新長田駅前の中心商業施設として地域経済を牽引するとともに、1995年の阪神・淡路大震災直後には、大丸が震災2日目からワゴン車で食料を販売し、復興の拠点となった。だが、大丸は震災後の急激な人口減少と競合店の登場で赤字が続き、撤退した。

 新長田地区は阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受けた。神戸市は新長田駅南側の19.9ヘクタールを対象に復興に向けた再開発を進め、44棟のビルを建設する計画で、うち43棟が完成している。しかし震災後に地区を離れた住民の多くが戻らず、地区は沈滞ムードが漂っている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事