ホンダ「オデッセイ」復活 生産は中国 中国からの完成車輸入は初

2023年4月16日 17:12

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記事提供元:エコノミックニュース

中国製の上級ミニバン、「ホンダ・オデッセイe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」

中国製の上級ミニバン、「ホンダ・オデッセイe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」[写真拡大]

 ホンダは、今秋発売予定のミニバン「オデッセイ」改良型に関する情報をホームページで先行公開、先行予約の受付は今秋に開始すると発表した。

 オデッセイは「クリエイティブ・ムーバーシリーズ」の第1弾として1994年10月に発売し、国内のミニバンブームに先駆け、市場を牽引したモデルだ。3列シートレイアウトに多人数がゆったり乗れる空間、低重心パッケージによる高い走行性能、洗練されたデザインで多くの支持を得て、ホンダを代表するモデルへと成長した。

 初代は乗用車ベースのミニバンとしてアコードの車台を使い、サルーンと同等の運動性能を持つミニバンとして人気を博した。3代目では「低床」「低重心」をキャッチコピーで訴求。室内空間をアピールした。リアドアは、初代から4代目までは前ヒンジドアを採用していたが、5代目モデルでは低床化と車高アップに伴い、両側スライドドアに変更した。

 オデッセイは2021年末をもって生産終了となったが、多くのユーザーからの要望に応え、前モデルをベースとした改良モデルを発売する。

 約2年ぶりに日本で発売する同モデルは、新グレード「ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」を設定。生産は中国の広汽本田汽車で行われ、中国から輸入される。中国からの輸入はホンダとして初めて。

 新タイプの「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」は、ブラックを基調としたフロントグリルやドアミラー、アルミホイールなどにより、洗練されたプレミアムなイメージを演出。インテリアは、本革シートを標準装備とし、2列目には両側アームレスト付4ウェイパワーシートとシートヒーター、折りたたみ式の2列目シートセンターテーブルを採用した。また、エレクトリックギアセレクターやワイヤレス充電器を新たに装備し、より利便性を高めた。

 先進安全運転支援ADASである「Honda SENSING」には、新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能※1を追加した。

 また、車載通信モジュール「Honda CONNECT」を搭載し、コネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアムが利用できる。(編集担当:吉田恒)

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