世界のロケット打ち上げ回数、2022年は186回で記録更新

2023年1月18日 17:07

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記事提供元:スラド

AC0x01 曰く、 2022年の年末までに試みられた世界のロケット打ち上げ回数は186回で、2021年の146回を超え、2年連続で過去最高を更新することとなった(日経のSpaceX打ち上げ回数の記事, 人民網の長征打ち上げ回数の記事, 毎日の日本の打ち上げ回数の記事, Seradataの世界の打ち上げ回数の英語記事)。

もっともロケットを打ち上げたのは米SpaceX社で、年間の打ち上げ回数はファルコン9とファルコンヘビーを合わせて計61回と、前年の31回から2倍、実に6日に1回のペースで打ち上げを行った。米国全体の打ち上げ回数は78回のため、かなりの割合をSpaceX社が占めている。

次に続いたのは中国の長征シリーズの計53回で、こちらも自己記録を更新した。中国全体では64回となる。以下はロシアが21回、ニュージーランド(米&NZのRokect Lab社)が9回、フランス(Arianespace)6回、インド5回と続いてる。打ち上げ失敗は計8回だった。

なお、世界全体ではロケット打ち上げが活気づいた中だが、日本についてはH3ロケットの打ち上げ延期とイプシロンの打ち上げ失敗により、18年ぶりに打ち上げ成功が0となる不名誉な年となってしまった。2023年は日本もこの打ち上げラッシュに続けることを期待したい。

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