中国・嫦娥5号で持ち帰ったサンプルから新鉱物、「嫦娥石」と命名

2022年9月14日 11:41

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 中国の月探査機嫦娥 5 号のミッションで、地球に持ち帰ったサンプルから新しい鉱物が見つかり、嫦娥石 (Changesite-(Y)) と命名したそうだ(The Register の記事中国国家原子能機構のニュース記事新華網の英語版記事日本語版記事人民網の記事)。

嫦娥 5 号が持ち帰ったサンプルは地球上で 1.73 kg。嫦娥石は月面で採取した玄武岩の粒子中に柱状の結晶として含まれているという。このたび国際鉱物学連合 (IMA) 新鉱物・分類・命名委員会 (CNMNC) の投票により、正式に新鉱物として認められた。月面ではこれまでに米国とロシアが新鉱物を発見しており、6 番目の新鉱物となる嫦娥石は中国による初の発見となる。また、今回のサンプルではヘリウム 3 の濃度測定にも初めて成功したとのことだ。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 宇宙 | 中国 |

 関連ストーリー:
ファルコン9の残骸が月に衝突するとしてSpaceXに批判殺到も実は…… 2022年02月15日
中国の月探査機「嫦娥5号」、月面からのサンプルリターンに成功 2020年12月18日
月からのサンプルリターンを目指す中国の嫦娥5号、月面で表土や岩石の採取活動を開始 2020年12月04日
中国の月面探査機「嫦娥四号」、人類史上初めての月裏側への軟着陸に成功する 2019年01月07日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事